２００４年８月

０４年８月６日（金）

「押忍先輩！　なんだか２ヶ月ぐらいぶりみたいな気がしますが久しぶりであります。あとなんか背が伸びてるであります」
「オゥ、ちょっとお前と釣り合いが取れないんで下の人に来てもらってな …ふぅむ」
「先輩、なんとなくブルーでありますがどうしたでありますか？」
「うむ、最近ちょっと気になるアイドルがいてな…」
「ええっ！？　二次元内萌えキャラと半ば結婚してしまってるようなダメ人間代表の先輩が、よりによって現実世界の女の子それもアイドルに！？　ダメ人間の分際でぇっ！？？」
「張っ倒すぞ手前ェ！　ともあれそのアイドル中川翔子クンなんだが…」
「その呼び方、オヤジ向け雑誌っぽいであります」
「じゃ呼び捨て。ともかくその中川翔子だが、自分のアニヲタぶりとか戦隊ファンぶりとかをカムアウトして最近ヲタ向け雑誌にちょくちょく顔を出してくるようになってな。んで本人もそこらのアニメ誌投稿者ぐらいにはイラストも上手い。まあ、どうせちょっと漫画好きでアニメも『鋼の錬金術師』とか『テニスの王子様』ぐらいは見るなんて子を、小金持ちのヲタにプロデュースしたろとか所属会社が仕込んでるんだろうとか思ってたんだが」
「まあ、イイ年した大人としては正常な判断であります」
「ところが、そんな中川翔子プロデュース戦術に、俺もちょっとぐわしっ！　とキャッチされるようなところが出てきて…」
「一体それは？」
「某老舗特撮誌のインタビュー記事内で、好きな戦隊ソングに『バイオマン』の挿入歌『Blue Togetherness』と『夕焼けのペガサス』の名を挙げてたんだよ…」

「そんなんですかーっ！　てーか中川翔子、まだ十代であります。『バイオマン』が放映されてた年(84年)にはまだ生まれてないであります！」
「判ってるよ俺だってそんなこと！　ここで重要なのは『Blue Togetherness』のタイトルを挙げてきたことなんだよ！　劇場版のビデオとＶシネ『ガオレンジャーＶＳスーパー戦隊』で聞けるから聞いてみ！　番組の代表ＢＧＭといえるM35をイントロに、宮内タカユキの熱唱が冴え渡るマジ名曲なんだよ！　本放送当時の『バイオマン』ファンからすれば一生モンの名曲なんだよ！」
「だから先輩！　確かに中川翔子本人も聞いてみて『いいな♪』と思ったかもしれないけど、それ間違いなくプロデュース戦略であります！　先輩の乏しい小金が狙われてるだけであります！」
「俺だってなぁ、ヲタくさいダメ人間代表として、二十代の半ばぐらいまでは『マスクマンの主題歌のイントロ、高らかに響き渡るペットのソロ演奏が格好いいんだよね』なーんて会話を女の子と出来たらなんてちょっとは夢見てたんだよ！　ちくしょー中川翔子、そんなオレの妄想と憧憬の部分に食らい付いてきやがって食らい付いてきやがって！」
「なんて恥ずかしいカムアウト…」
「恐ろしや、中川翔子（を、プロデュースしてる人）！　一体中川翔子に 96年発売の『超電子バイオマン COMPLETE SONG COLLECTION』のＣＤを渡したのは誰だ！？　ああっ、プロデュース戦略と判っている判っちゃいるんだけど

あえて騙されてしまいたい！」

「…まあ、本人も楽しんで漫画とか描いてるフシもあるし、そこそこ熱くならず、『モー娘。』ファンの皆さん程度の節度を守って応援するならいいんじゃないかと」
「とりあえず、中川翔子が毎月イラスト描いたりしてる某インターネット誌は毎月立ち読まなきゃな」
「普通に写真集とか買いましょうであります」

　そういうことで、２ヶ月ぶりぐらいに可変戦闘機メカの作業を再開しました。まずは作り付けパーツをプラ板から。

０４年８月７日（土）

　昨日に引き続き新規パーツ増設中。まだ公開しないけど、ちょっとしたギミックがつくので、先に作っていた本体部分もそれに併せて改造…またわざわざ時間がかかる（泣）。

０４年８月８日（日）

　そういうことで増設パーツです。ちょっとＧ１スタースクリームっぽいです。

　ともあれ、また例によってズルズル作っていたら新話の発表がまた遅れるばかりなので、目標としては今週中に塗装開始。あと来週不摂生のせいで検査入院しなきゃならないので、それまでには完成目指します。

０４年８月１０日（火）

　昨日はビアガーデンでサボリ。今日は今日でまたプラ板作業です。こんなんで公約通り今週中に塗装なんかできるんでしょうか？

（本日のちょっとビックリ）　

いつの間に！？

　知らんかった…てーか、「Ｋａｎｏｎ」みたいにファン的には嬉しいけど支離滅裂な構成になっちゃう可能性も…？

０４年８月１１日（水）

　昨日組んだプラ板組み部分のエッジにヤスリ掛け→タミヤパテ盛りです。さて、本体ほとんど出来上がっているのに、一体どこをわざわざプラ板で組んでいたかというと…済みませんまだ秘密（にやり）。

０４年８月１２日（木）

　あーそろそろお盆であります。地方に住んでいると、県外ナンバーの車が増えてきてそういうのを実感するです。

　作業は昨日塗りつけたタミヤパテに240番→400番→800番と耐水ペーパーを掛けるいつものバタ疲れ作業。あとちょっとだけ、いつものチップ状に切った0.3ミリプラ板でディテール付け開始です。
　ここまで来ると、いよいよ明日には塗装寸前に出来ると思いますが…。

０４年８月１３日（金）

　プラ板チップ貼り付けによるディティール付け作業、終了…。

　もう明日から色塗ります。

「って先輩、このロボまだ武器がないであります！」
「ガンプラのライフル持たせる」
「って、正々堂々安易な道をーーーっ！？」

０４年８月１４日（土）

　さあ今日から塗装するぞーーーっ！

　まずは勇んで塗装前の状態をデジカメに収め、本体をバラして下地用のガルグレーを塗り始めます。
　と、途中で塗料ビンの中身が無くなりました。おっといけねと予備の買い置きを探しますです。

　買い置き切らしてました。

　てーか、外もう夜だよ、ついでに雨降ってるよ。作業思いっきり途中だよ。いやあ、こういうのをもう笑うしかない状態と言うんでしょうか。

　とにかく明日、近所のジャスコのオモチャ売り場行って予備買ってきますが、うーん、所詮地方のジャスコなんで塗料とか関連道具の物の置き具合があんまよろしくないんですわな。ついでに給料日前なんで、隣市の模型屋に行くような余裕もない。ともあれ本日のところは思いっきり作業中断であります。

「あのー先輩。白と普通のグレーは予備があるんで、自分で混色すればよかったんじゃ…」
「あ」（マジでここまで日誌書いてから気付いた）

０４年８月１６日（月）

　昨日は他コンテンツの更新でサボり。いよいよ今日こそ下地塗装です。ハイもう“限りなく白いグレー”を全身にベッタベッタです。

０４年８月１７日（火）

　下地塗装終わり…パーツ多いよ！（作ったのは自分だけど）

０４年８月１８日（水）

　本体色の塗装始めました。

０４年８月２０日（金）

「押忍先輩！　呼吸器系の検査入院による懲役二日のお勤めご苦労様であります！」
「うう…病院に出掛ける前日にパソコンがウイルスにやられたのが判明してな、入院中気が気でなかったわな」
「それで基本的に、その呼吸器の検査ってのは一泊がかりでどんなことやるんでありますか？」
「まず入院して、６人部屋ぐらいの病室をあてがわれる。そのあと風呂と夕食を挟んで寝るまでなんにもしないな」
「…は？」
「ちなみに夕飯のおかずはチクワの天ぷらに豆とサツマイモのサラダ、味噌汁は大根と油揚げでゴハンには梅しそフリカケ付だ。デザートにはカ×メの紙パック入り野菜ジュースが出たぞ。去年の暮れに母ちゃんが入院して、病院食ってのがこんなもんだとは判っちゃいたが、自分で食うとなーんかわびしいような気が…病院の栄養士の人すんまそん」
「…いえその先輩、それで、寝る前にはやっぱりお医者さんとの話し合いとかそういうのは…」
「看護士さんによる問診があったな。さっきも言ったとおり六人部屋に入ってから『今の体重は？』『仕事中どんな症状が？』『家族構成とキーパーソンは？』とかいろいろプライバシーに関わることを質問してくれてよお…こういうのを問診するとき病院は配慮が足りないと思うぞ」
「…はあ、それで、肝心の検査というのは…」
「うむ、夜の８時になってから専門の検査機器のある個室に移されてな、そこで頭とか体とかに電極貼り付けられて、そのままひと晩寝て体調をモニターする訳だ。頭に電極貼り付けられてるうちは宗教の信者っぽいなとか不謹慎なこと考える余裕もあるが、胸とか手足とかにも貼り付けられるとさすがにこのまま改造手術とかされちゃうんじゃ…と不安な気持ちになった」
「ライダー世代の宿命であります」
「まあともあれ、さっき言ったとおり前日のうちにパソコンが殺られて、その復旧作業をアレコレ試してたんで前日マジ徹夜しちまったんだよ。それでまあコレ幸いと、終身時間の９時にはスムーズに寝入れたんだが…」
「ただ食っちゃ寝に行ってきただけみたいであります」
「いや、結局夜中の１２時ぐらいに目ェ覚めちまって、効きすぎた空調とかパリパリに乾いたシーツの感触とか全身に貼り付けられた電極のおかげであんまり身動きできないとかで全然寝付けねえんだよ。ありゃ普通に拷問っぽかった。もう１時間ぐらいうんうん唸って、結局ナースコールで看護士さん呼び出して、クスリもらってなんとか寝付いてな…翌日そのクスリの後遺症で、一日眠気取れなくてひでー目にあった」
「なんだかなあ」
「ともあれ、朝起きて朝飯食ったら、さっさと金払って退院してやったがな」
「え？　結果は」
「来月になるだとよ。まあここんとこの体調もすこぶるいいし、ここ数ヶ月で５キロやせたんで、ペースは遅いけどそこそこダイエットもできてると思う。そもそも今回の入院の理由が、転勤してきた新しい上司に「お前デブだしそういう呼吸器系の病気もはやってるから、病院紹介してやるんできちんと検査してこい」と有無を言わさず言われたからだもん…」
「弱わっ！　先輩激弱わっ！」
「ちなみに入院代、一泊23800円取られた…また定額貯金崩してなあ…」
「保険が効いててその値段でありますか…（戦慄）」
「みんなもデブったりするのは気をつけよう。「オレっちの職場から職業病みたいな奴が出てこられたらたまんねーんだよ」なんて思ってる上司に目ェ付けられたらキツいよこんちくしょー」
「単なる自業自得自慢？　長ったらしいであります…」

　そういう訳で、家帰ってからもパソコンの復旧作業に追われて、本日の模型の作業はまだ基本色ちょっと塗っただけ。

０４年８月２１日（土）

こんにちは！　僕、人間椅子の熊八っつぁんです！
「乱歩Ｒ（日テレ系）」では武田鉄矢が中の人だったけど、
「土ワイ」の「美女シリーズ」では故レオナルド熊が中の人だったんだよ！

もちろん人間椅子だから、僕の上に女の子を乗せるのが最高の官能にて愉悦なんだ。
何も知らずに僕の上に座った女の子にあんなセクハラこんなセクハラと
考えるだけでもうハァハァさ！

「オゥこんなところにいい椅子が。よっこらしょっと」
むぎゅう。
（購入先…うちの近所の百円ショップ。ホントはケータイ用のスタンド）

　…そういうことで、昨日の入院費の出費のショックも覚めやらず懲りることなく百円ショップやザらスに行ってきてしまいました。いえ本当はザらスにはムゲンバインの新品（ザらス価格1200円ちょっと）買いに行っただけなんだけど、なんかあまりにいいのがあってついつい無駄遣いというか…せっかくなのでオモチャ系ページっぽくレビューです。
　ちなみに、購入したのは「SD-ARCHIVEシリーズ　ウイングガンダム」と「ゾイド・バトルアクションフィギュア　ライガーゼロホロテック」。ライガーゼロのほうはTOY'Sドリームプロジェクト商品なので、多分限定店舗でしか売ってないから注意です。

　ウイングガンダム…全身の塗り分けも、中国の職人さんが気合入れてくれただけあってなかなかの美しい出来。この出来に関してはサッカーアジアカップでの中国サポーターの無礼は忘れます。スイッチひとつで背中の翼がガシャン！　と開くのが心地いい。

　ライガーゼロホロテック…このスケルトンボディーをブリスターパック越しに見たとき、なんの迷いもなくレジに持ってってしまった。シリーズでは他にセイバータイガーやジェノブレイカーとかがありました。
　オリジナル武装のスプリング発射ミサイルがイイ感じ。背のイオンブースターもスイッチ操作で開閉します。

　ウイングの肩アーマーに注目。変形するとき、今までのプラモ類が肩アーマーごと90度回っていたのに対し、装甲の円形ディティールを軸に下方に折れ曲がります。こういうデザインの新解釈っぽいアプローチは割と歓迎。
　ライガーゼロのコクピットには出来がブッサイクなビット（アニメ「新世紀／０」主人公）のフィギュアが乗れます。ビットってＯ脚だったんだな。

　もちろん、オモチャとしての変形ギミックおよび一発技ギミック。
　ウイングのバードモードはそつなくまとまった出来。元々ウイング自体、簡易な変形でイメージが充分かっこよくなるという名デザインなので、この辺は元デザインの勝利かも。
　ライガーゼロは尻のスイッチを押すことで「オーッスもいっちょオーッス！」と右腕を振り上げます。いえもちろんアニメ中の必殺技ストライクレーザークローの再現ですが（苦笑）。

　いやあ…ついついオモチャ紹介ページしてしまいましたが、まあこいつらをまともに取り上げるページはたぶんウチぐらいでしょうということで（笑）。ライガーゼロは手足の関節が付け根ぐらいしか動かないという不満もありますが、この美しいまでのスケルトンボディーは棚の上に飾る価値ありです。ウイングは本当に遊びがいがあっていい。ＳＤガンダムについては割とアウトオブ眼中な自分をしてコレには惚れ込みましたから。
　ちなみに値段はザらス価格でどちらも千円ちょっと。安価でも入手後満足というオモチャは良いものです。

　…ちなみに、コレが本来これだけ買う予定だった新ムゲンバインアイアンビートル。コレについてはみんな買ってるのであえてレビューする必要はないでしょう（手抜き！）。
　単体で組み替えるだけで、おぉ寺沢武一っぽい！　これはムゲンバインのホームページに投稿してみるです。

　…さて、やっとのことで日誌の本分、本日の作業ですが、基本色のうち白の部分は塗り終わり。なんだかんだいいつつまた塗装に一週間かけてる …ウゥ。

０４年８月２３日（月）

　昨日は地元の祭りの最終日、職場参加で盆踊りに出ててサボり。
　今日はやっと別の本体色を塗装開始。しかしあの連続真夏日が嘘みたいに涼しくなったもんです。

０４年８月２４日（火）

　本体塗装、終わり…てーか、本気で終わってくれてよかったです。

０４年８月２５日（水）

　スミ入れ開始。例によってタミヤエナメルのフラットブラックです。いえこういうスミ入れで、あんまり線を強調しすぎる黒はオモチャっぽくしてしまって実は良くないかもと思うんですが…、
　ハイ筆塗りゆえマスキングとかおこなってない分、塗り分け部分の隠蔽を期待してしまうわけです…すんまそん。

０４年８月２７日（金）

　昨日は飲み会でサボり。
　綿棒に染みこませたエナメルシンナーではみ出したスミ入れ分の塗料を拭き取り、ついでに綿棒の黒ずんだ部分が乾かないうちに模型の表面を軽くこすって汚しを入れて（軽くね）、最近使い出した水性トップコートのつや消しスプレーをしゅっしゅらしゅー…。

完成しました。

０４年８月２８日（土）

　つーことで、今回完成した模型ですが…。

　とりあえずまだその詳細は発表しません。何故なら

　新話用にもう１個模型作らなきゃいけないから。

　そういうことで新模型の製作作業開始です。もちろんプラ板箱組みから。果たして新話の発表はいつになることやら。

０４年８月３０日（月）

　昨日はワンフェスなのでサボり。いえ行っていませんが、ゾイドコンテンツのほうの更新やってたもんで。

　そういうことで、新しい作業… 新ザンサイバーの製作作業です。

　昨日の両腰パーツに引き続き、両脚のフレア部分をプラ板にて。素体はもちろんザンサイバーガレキ。いえ本来は、新造形版ザンサイバーの装甲を外し、替わりに装着する新装甲パーツとして作る予定だったのですが …そっちのほうが時間かかりそうなもんで（苦笑）。
　下にある紙片はプラ板切り出す型紙。こういうパーツで元のザンサイバーからシルエットを変更していくのですな。

０４年８月３１日（火）

　とにかくプラ板から作れる部分はドンドン先に進もうと、両肩の装甲をプラ板組み。今月はここまで。明日からは新学期、みんな宿題やった？

豪雪地帯酒店･第二事業部はものをつくりたいすべての人々を応援します。
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