2004年1月


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04年1月1日(木)

 皆様、大変お久しぶりでございます。生活環境の変化への疲労の癒しを ゲームに求める日々も続き(イヤ好きでやってたんだけど)、年明けと共に 停滞の日々に別れを告げ、いよいよ悶々とした造形の日々(なんとなくヤ) に戻るその前に、とりあえず先月こんなもんやってました。

「仮面ライダー 〜正義の系譜〜(PS2)」
 掲示板でもイロイロ言ってたんですが、ハイ本気でのめり込んで あそんでしまいました。アクションゲーということで指がぶっとくて遅い 人間としては 不安もあったんですが、とにかくコントローラー越しにライダーに なりきっての戦闘が非常に快感。ゲームクリア後は戦闘員百人組手とかも 楽しめるです。とにかくわっしでもクリアできたということで、 日頃ケンカ弱くて鬱屈 している人に非常にお勧め(にっこり)。

「SAKURA 〜雪月華〜(PS2)」
 例によって学園物ギャルゲーすんまそん。自称謎の転校生(劇中本当に 自称している…)によって、春休み中の演劇部にもたらされた一冊の 古びた本を元にした演劇が作られて…ということで、こういうモノ作りが 主題になるような話が好きな人間としては結構楽しんでしまったですな。 劇中演劇のストーリー、配役は完全に決まっている状態で、攻略する ヒロインごとに演劇の展開が変わってくるというのはおもろかった ポイント。ギャルゲーとしてのトータルな出来も及第点ながら… 出来が優等生過ぎというか、他に突出したポイントが、実はないに等しいので 印象はやや弱いか?(道を歩くと頭上に金ダライが落ちてくる女… ってのはいろんな意味で素晴らしかったが/笑)。
 まあ、「俺ってギャルゲーやったことないんだけど、 なんかお勧めの奴ある?」とか言われて紹介するには、初心者向け(笑) ってことでいいかも。もちろん自分だったら「Kanon」を 無理矢理にでも勧めるんですけどね(ただ、脇役専門の体育会系の女の子の シナリオが、妙に「マイ・フェア・レディ」してて 萌やされ過ぎた…愚民なさい)。

「痕 〜きずあと〜(パソコン)」
「トゥハート」で知られるメーカー、リーフがその以前に発売した ソフト。もう既にファンの方々の間では名作扱いされてるゲーム らしいんですが、内容としては地方都市を舞台に、地方伝承と古の血が 絡んだ伝奇モノ。父の実家に帰郷した主人公が、伝説の鬼の血を引く 四姉妹と共に己の運命に立ち向かっていく…というのは非常に好みな 題材なんだけど、このゲームを咀嚼し更にマニアックな方面に仕上げた、 「月姫」という最高の後継者を先にやっていたのが…。
 あとなんてっても「尺が短い」! 「トゥハート」以前の作品というのも あるんだけれど、近年の同様のADVに比べても尺が短すぎる。決して 悪いゲームでないし、もっと世界観に浸っていたいというのはすごく あるのに(事前にネットから攻略情報を拾っていたとはいえ、本当に 休日使って2日で終わってしまったと…)。あと、ネタバラシとして 鬼伝承の真相が実は過去に地球に飛来した うちうじんでしたって…ちょっと直球すぎじゃなかったかという気も (また文字反転)。 ただヒロイン四姉妹のキャラが、未だにガレキ化されるぐらい 魅力的な萌えキャラというのは理解できましたです(苦笑)。そういうのも あるんで尺短すぎなのが著しく残念。まあ、中古価格分と言っちゃえば それまでなんだけど。

「夏夢夜話(PS2)」
 童話の世界に入り込んでしまった主人公が、その登場人物達と 出会いと別れを繰り返して…という内容からして「不思議の国のアリス」 かとか思ったんですが、童話の登場人物とはいえそれぞれに生々しくもある 問題と悩みを 抱えたキャラクター達のために、時に奔走し、時に涙し、そして 切なくも悲しい別れを繰り返していく度に… 一応イケメンとしてデザインされている主人公の姿が、だんだんチビで ガニマタで帽子とマント姿のツブレ顔に、劇中の女性キャラ達の顔が 松本零士絵にどんどん脳内変換されていきました(笑)。
 基本的に切なくもあり、ロマン溢れるストーリー内容は前述の通り極めて 松本零士的で(あまつさえ、童話世界内での主人公の移動手段が “銀河鉄道”になったりするし)、ある世代のプレイヤーに本心から感銘、 感動を与えられるという意味では極めて良作。広い層にアピールできる 内容を持ってるだけに、カテゴリー上ギャルゲーとして括られているのが 惜しいなあ。

 さて…こうして年も明け、買い溜め中古ゲームの始末もつけて(笑)、 いよいよ造形再開であります。可変ザンサイバー2003改め 新造形ザンサイバー (去年中に完成しなかったし…)です。これが完成するまでは また新しいギャルゲーに電源入れたりはしまいと心に誓い(誓うだけ)、 滞りに滞っていた制作作業を再開します。まずは脚から完成を目指し、 太股パーツに肉付けの木部用エポキシパテ盛りと、踵パーツ (リュウサイバー頭部)のプラ板造形。ああ、久々にプラ板や工具いじってる のが楽しい…(恍惚)。



03年1月2日(金)

 2004年手始めのお買い物は、「銀河鉄道物語」の主題歌 「銀河鉄道は遙かなり(唄/ささきいさお)」のCDと、 新型ゾイドブロックス、レオゲーターさっ!



 そういうことで新ゾイドですが、えー、V字形にしている 折り畳み式の電動動力ユニットがお判りで しょうか?
 画像から確認できるとおり、単四電地1本と小型モーター(!)が 収まっているんですが、これでゾイド1体分をきちんと歩かせる トルクを持ってるんだから大したもんです。元々ライガー型とワニ型 に組み替えられるのが売りの製品なんですが、この小型でかつ変形できる 動力ユニットというのはこれまた応用がイロイロ思いつきそうで…。

 あとは、ブロックスなのに価格が1980円という価格がちょっとネック。 まあお年玉手にしたお子さんでごった返すザらスで購入したからちったあ 安かったんだけど、この動力ユニットだけ改造パーツとして単品売り してほしいです。




 さて作業です。昨日に引き続き踵パーツと太股。太股のエポパテを ヤスリでガンガン削り、踵パーツはひととおり組み上げました。



03年1月3日(土)

 昨日プラ板で作った踵パーツ(竜頭)にヤスリがけと、臑の外装を 作り始めます。
 人並みに正月休みもらってるクセにペース遅ェなあと思われるかも 知れませんが、レジンで複製とかまったく考えず、 両脚分作ってますので(わざわざいらん手間)。

 さて、実は造形ばかりでもなく小説版「斬魔大聖デモンベイン  無垢なる刃」(角川スニーカー 文庫)を読んだりしていたんですが、元のゲームをプレイした身としては 割愛されてる部分も多く(主人公の特訓シーンとか伊達直人ばりの 子供達との触れ合いとか)ちょっと不満も憶えるのですが、まあ概ね原作に 忠実な出来だし、押さえるべき部分をきちんと書いてるあたりは まあ許容範囲。ともあれ「デモンベインってどんなん?」と、 原作ゲームに触れてない人に内容を伝えるテキストとしてはそこそこ合格 であります。
 ただ、作者もあとがきで自白(ゲロ)してるけど、メカ描写については 逃げてる部分も多く、元々「デモンベインというロボット」のビジュアル からファンになった人間としては…ここは逃げずに描写してほしかった ところ。あと前述の通り良くも悪くも原作に忠実な出来なので…小説なら ではの「デモンベイン」を読みたかったというのはあるですね。



03年1月4日(日)

 昨日に引き続き臑の外装。パテ類盛って一気にガシガシとヤスリがけ やりゃいいのに、太股と違って末端部に行くパーツだけにあんまり 重くしたくないというのがあるので、わざわざデバイダで寸法取った プラ板を1枚1枚切り出して貼り合わせ…。

 あっ、仮面ライダーカイザこと草加が死んでもうた。自分にとっての 「555」は今日が最終回です(合掌)。



03年1月6日(火)

 昨日は仕事始めだったのでサボリ(いえ仕事始めをサボったんじゃなくて ね)。そういうことで、レンタル屋でアニメ版「真月譚 月姫」借りられた んで見ました。
 うぅむ、よく言えばなんとも原作の世界観を忠実にというか、悪く言えば 無難というか(苦笑)、ただ、原作ゲームでは一応抑えた表現に なっていた物語冒頭、いきなり自身に秘められた 暗殺者の血に 目覚めた主人公が、人外たる美女に反応していきなり刃物で肉片に解体 という展開が、ビジュアル化されるとああもエグいか。 基本的には血みどろで真っ赤なのがもうドバドバ流血しまくりの作品 なので、生理的に受け付けられないという人には無理に勧められませんが。 あと、第2話での弓塚さんとの夕暮れの帰り道は…原作でもそうなんだけれど、 この後の展開を知るだけに夕日の情景とあいまって切ない(涙)。

 そしてもう1本見たのが、お知り合いの方からダビングしていただいた 「氷河戦士ガイスラッガー」! カラーテレビ時代の「009」を 目指していたであろう作品として、よりブラッシュアップされた サイボーグ達のメンバーや変身の要素、母艦である変形スーパーメカなど 野心的ではある作品なんですが、いかんせん世間様が求めていたのはやはり 元祖00ナンバーだったと(悲)。永き眠りから目覚め、そこに待って いたのは守るべき故郷も、家族も、友も失ってしまった世界…。 そこに立ってしまった戦士達の苦悩と悲しみを描いた辻 真先による脚本は かなり志高いです。

 あ、作業のほう…一昨日貼り合わせた臑外装へのヤスリ掛けだけ… 明日はきちんとやろう! 希望としては。



03年1月7日(水)

 そういうことで今日はきちんとやるです。いやまた臑の外装なんだけど (まだかよ!)。
 今回、数年振りに新たにザンサイバーを造形するとして、その間に 吸収した、または影響されたモノから抽出された線が出てくる 造形となりますので、まあ余計な手間もかかる造形を自らやって 自ら首を絞めてると。



03年1月8日(木)



 はい平日に数日がかりで(数日もかけちゃった)臑外装の途中段階です。

 ほとんどプラ板で組んでるのがお判りでしょうか? ああ、なんて 流行に逆らう模型の作り方…。一部カバーが開くあたりだけ最近の ガンプラ風。こういうあたりが吸収、影響の出る造形部分(笑)。



03年1月10日(土)

 昨日は飲み会でサボり。地元の飲み屋のメニュー、ざく切り キャベツメンチが驚くぐらい旨い…(満足)。

 そして本日の作業…年明けてからずっと脚ばっかいじってたので、 気分転換も兼ねていきなり武器のほうを作り始めます。またもプラ板 組みです。

 内輪ネタ的にちょっとだけバラすと、今まで意識してザンサイバーに 装備させなかった得物です。



03年1月11日(日)

 真面目に作業中です。両太股の外装となるブロックパーツ。はい 例によってプラ板製です。

 昨夜久々に震度3ぐらいの地震があって、まあ震度3ぐらいなら部屋の ガチャフィギュアすら倒れないので安心しきってたら、俺の魂 WOWOWのデコーダーが調子悪くなって見れんくなった…ショー・コスギの 「ニンジャ」が…(悔泣)。



03年1月12日(月)

(昨日の続き)
 WOWOWのデコーダーの調子が悪くなったの、よくよく調べたらAVケーブル の切替器のスイッチの上に、これだけ地震で落っこちていた「ビースト ウォーズメタルス」クイックストライクがダイビング自爆テロによって スイッチを切っていました。畜生ゲルショッカー怪人サソリコブラの クセにそんな卑劣なテロ行為に及ぶなんて許せません。

 お仕置きです。



 畜生貴様のせいで今月1回だけの放送だったショー・コスギの 「ニンジャ」がショー・コスギの「ニンジャ」が(やつあたり)。

 はい作業は昨日に引き続き両太股の外装となるブロックパーツ。 買い置きの百円ショップ瞬着が切れているのに気付き、天気も良かった というのもあって買い物がてらバイクの走り初めしてきました。いえ 原チャリなんですが。ちなみに本日の最高気温6度。馬鹿です (無駄に元気すんまそん)。



03年1月13日(火)

 両太股のブロックパーツと太股そのものを繋ぐ腰アーマーを 作るです。
 それで一応全身のパーツを繋げてみて体型のバランスとかを見るのと、 比較のために蘭亭カントクのホームページ(リンク先参照)に飛んで、 かつて作ったマスターモデル版ザンサイバー(非現存/何故か人様の ところに画像があるという…)を確認したのですが…うわ今見ると すげー胴長短足体型。少なくとも、コレを越えるモノは作らなきゃ 今回作る意味はないな…。



03年1月14日(水)

 レンタルした「Xファイル最終章」8巻を横目に(まだ見終わってない …てーか律儀に「Xファイル」最後まで見るつもりなんだよ…)、 今まで組んだ足パーツの大きな継ぎ目等に木部用エポパテ を盛る作業。

 …ところで、いくら番組自体が最終シーズンだからって、鬱屈した 方向に行きがちな物語中のコメディ役というか清涼剤的要素でもあった ローン・ガンメンの三人組が 決死の行動にて国家の危機を救い、 後の戦いを仲間に託して決然と散り、英雄としてアーリントンに 埋葬される…なんて普通に格好良すぎ るオチでいいのか? そりゃラスト数話を盛り上げたいって 意図は判らんでもないけど…番組ファンが連中に持っていたイメージを、 果てしなく裏切り過ぎてるとしか思えんかった。



03年1月15日(木)

 昨日エポパテを盛った部分へのヤスリ掛け。

 仕事帰りに昨日見た「Xファイル」返しに行ったら、もうレンタル 開始になってたんで速攻借りてきました…「真月譚 月姫」2巻(←愚)。



03年1月17日(土)

 昨日は借りてきたビデオに萌えてたんでサボり(いえそれだけじゃ なかったんですけど)。そういうことで、収入も出たんで狂ったように お買い物です(いや狂える程稼いでないけど)。



 お天気のいい日はザらスで、うおおオモチャ一気買いィィィッ!  いえもっと有効なお金の使い方は あるはずなんですが。うちのグランドコンボイの腕は、常にドリルに 決定です。それにしても合体前の体型が非常に親近感わくです(笑)。



 膝アーマーを作り始めました。例によってまずはプラ板で基礎を作り、 その上から更にプラ板なり木部用エポキシパテなりで外見の形を 作っていく作業…、
 なんとも、造形と言うよりは大工的な作業をしておるなあと自分で 思ったり(母方のじいちゃんはマジ大工さんだったんだよな)。

 …しかし、こうして外装を作り重ねていって、一番痛いのがこれまで 作っていた部分との干渉…平たく言えば、新たに作りつけた外装が 関節を動かす時や変形させる際に引っかかったり邪魔になったり(泣)。 特にザンサイバーなんて、既にデザインが決まり切ってるメカなんで、 下手にデザインいじったパーツを作ったりすると、 可動or変形のためのすり合わせというかつじつま合わせが偉く大変。

 蛇足/
「Xファイル」最終回、ついに見てしまいました。やっぱり全9シーズン、 10年近くに渡るシリーズを前後編の2エピソードで決着を着けるのは 無理があったというのが正直な感想。以下ネタバレ(反転)。

 冒頭一応のアクションシーンを交えつつも、過去の エピソードを振り返る意味での法廷劇というのは、実はかえって 「アレこんな奴おったっけ??」と混乱するばかり。なにせ9年も やってるから、どこのエピソードでこんな奴が出ていたなんていちいち 憶えとらんよ(泣)。死んでなおモルダーの前に現れ、何故か サポートしてくれるクライチェックだのミスターXだのは妙に懐かしかった り。なんだかんだ言いつつ、基地外じみた妄執でモルダーの前に 立ち塞がり続けたクライチェックが番組で一番好きなキャラだったかなとか。
 モルダーと最後に対峙する敵が、やっぱりスモーキング・マンだった というのはなんともファンサービスというか(苦笑)、最終回らしく 広大なロケ地で派手に大爆発というのは、実に「西部警察」の最終回っ ぽくて、アメリカ人だろうが日本人だろうが有終の美を派手に飾りたい という想いは一緒なのだなあとなんとなくシンパシー感じてしまい ましたです。

 …で、オチは結局モルダーの戦うべき敵は相変わらず姿を見せず ピンピンしていて、モルダーはまたも異星人が地球を完全に乗っ取る というタイムリミットまで、スカリーと二人で戦い続けるしかない…。 なんだか 連載雑誌が急に廃刊になってしまった連載漫画みたいな終わり方。 石川 賢ファンとしてはこの辺もシンパシーびんびん(笑)。

 なんだかなー…いや違う。わっしが10年ちょっと掛けて、全200 回近くのエピソードと劇場版も含めて全部見てまで、確かめたかった 最終回とはやっぱり違うです。無駄に長く続きすぎてしまった シリーズの弊害というか、番組の終わらせ方を完全に見失ってしまった …やっと全部見終わった安堵感より、そんな無念が残ってしまった。 まあ今更わっしの10年間と今まで掛けたレンタル代返してとは 言えませんが、たとえ「また戦いは続くのだ!」という最終回にしても、 モルダーの妹の行方が発覚するエピソードを最終回にするべきだったよなと 切に思うです(そのエピソードのラストシーン、画像的な美しさを 思い起こすとねえ)。



03年1月18日(日)

 作業のほうは引き続き膝アーマー。一応ロボットの外装としての機能を考慮したデザイン にしたつもりではあります。あくまでつもり。

(「555」最終回)
 自身が人外の身であるが故に、夢を持つことすら出来ず孤独に彷徨う しかなかった主人公が、夢持つ多くの仲間達との出逢いを起に、 彼等の夢を守るために戦うことを決意し、 そしてまた自らの夢も探していく物語…。

 物語テーマとしては実は「仮面ライダー」の名に恥じない物だし、 シニカルにして孤高、ダークな視点を持つピカレスク・ヒーロー 仮面ライダーカイザ= 草加雅人や平成のモグラ獣人スネークオルフェノク=海堂直也など 幾多の怪キャラを排出したという意味でも侮れない番組です(笑)。 また、シリーズを重ねた上でのCG映像も、CGに疎い旧タイプ特撮 視聴者をして唸らせる物も多く、実景との合成も見事なオートバジン の高機動攻撃やサイドバッシャーとの変形合戦、また「仮面ライダー」 としてのアクション面においてもライダートリプルキックなど複数 ライダーの利を生かしたアクション映像が続出し、単純なヒーロー映像と しても十二分に楽しめる物でありました。

 ただ…ぶっちゃけちゃうと全編を総括して、 前述の通りヒーロー物として白眉かつかっこいい映像は続出した物の、 それにしたって「オルフェノク=欲望と特権意識を昇華させてしまった 人間」という設定ゆえ、話全体的に爽快感が無さ過ぎるのは「仮面ライダー」 としてどうよ? 井上敏樹の脚本は毎回謎掛けとハッタリが 効いてて、先が気になって次回も見るという継続性には非常に優れて たんだけど、それで明かされる展開が視聴者の(あくまで自分個人として) 満足いくものであったとは到底言い難いし。結局「主人公も実は オルフェノクでした」って展開以上に視聴者を驚かせる部分を用意 できないまま放送された最終回は、なんともドタバタした印象を 残す物でしかありませんでしたとさ。

 …しかしまた、「クウガ」以降のライダーの最終回って、どうしてこうも 最終決戦的な盛り上がりをまったく感じない物ばっかなんだろ? 同じく 井上敏樹による「アギト」の最終回は、まあ番組を1年間楽しませてくれた 感謝も働いたんで「盛り上がらない」という以外の不満は感じなかったけど、 結局「アギト」の焼き直しに過ぎない「555」についてはな …「龍騎」のツッ込みどころ満載最終回のほうが純粋にアレコレ言えた気が するし。

 昨日の「Xファイル」についてのグチ同様、終わった番組について悪口を 言うのって非常に簡単です。そういうのもある分、視聴者を納得させる だけの終わり方を用意できないのはどうかと思うです(そういう意味では、 アラは目立っていても「RX」の最終回は凄く「仮面ライダー」の 最終回っぽかった)。もはやシリーズが市民権を得た今、まだ数年は 「ライダー」は続くんだろうし、そろそろシリーズにもカンフル剤打っと かなきゃ視聴者は飽きて離れていくだけだって。デザイン面に ヒーロー性を強く打ちだした「ブレイド」がどういう方向に行くか、 とりあえずはまた来週からシリーズの行く末を見守るです。

 ともあれ絶望的な視点を持つアウトローな主人公が、仲間達との 触れ合いから「本当の英雄」へと変わっていく様を描いた1年間は、 多々不満はあれど楽しめましたです。あ、「555」最大の不満は せっかく大槻ケンヂ兄貴が熱唱してくれた 挿入歌をとうとう番組で使わなかったことだな(笑)。わざわざこれだけ CD買ったのに。最終回ラスシーンには凄く似合ってた気もするしな。



03年1月19日(月)

 膝アーマーのギミックの組み込みと、リュウサイバー変形時の副肢 (前肢)をまたもプラ板にて。

 3日連続最終回ネタ。平松伸二版「ゴーマニズム宣言」こと「マーダー ライセンス牙&ブラックエンジェルズ」も最終回を迎えてしまいましたが、 宿敵ホワイトエンジェルズ、正直弱いっス。そして作者の分身キャラ 板垣総理が×ッシュを 殴り倒して終わり。かつての「ブラックエンジェルズ」のような ハルマゲドン最終回を期待していたのに、アメリカと銀行とバカ青少年が嫌いな平松伸二にとっては、 ×ッシュを殴ることの方が何より大事だったのね(苦笑)。



03年1月20日(火)

 蘭亭カントクから「銀河鉄道物語」のビデオが届き、作業の手も止めて じっくり鑑賞…ああっ、また完成が一歩遠のく(汗)!



 そういうことで数日しつこく作っていた膝パーツです。元々こういう 突出武器という設定だったもので、今回の制作に当たって初めてその ギミックを入れてみましたです。



 本日の作業については、臑外側のもうひとつのカバー。そういうことで カバー開放。ああこれがやりたかったんやー(にっこり)。



 ちなみに、後ろに写ってたのは、よく玩具系サイトで見かけたブロック 製のギャルロボをそれっぽく真似てみた物。手持ちのレゴ(以前ジャスコの ワゴンセールで500円ぐらいで買った物)で30分ちょっとで 組んでみましたです。これでロボっ娘萌えの人のハートもガッチとキャッチ 。しかしこういうの作るの意外と楽しいですな。



03年1月21日(水)

 リュウサイバーの竜頭パーツ、先んじて組んでいたプラ板部分を基に 造形開始です。まずは木部用エポキシパテ盛り付け。



03年1月22日(木)

 昨日に引き続きリュウサイバーの竜頭パーツ、木部用エポキシパテ 盛り付けたり削ったり。気温がバカ寒いもんで、さしもの木部用 エポキシパテと言えどヤスリを使えるまでの硬さに固まるまでの時間が …(涙)。



03年1月23日(金)

 こればっかだけどリュウサイバーの竜頭パーツ…。

♪今日も〜エポパテ〜盛り削り〜
 3日〜連続〜盛り削り〜(寂泣)



03年1月24日(土)

 この冬、一番の寒気が来ちゃいました。豪雪地帯の住民としては当然 除雪作業。衛星放送のアンテナにも雪積もってて、こりゃ今日の 「プラネテス」と「ふたつのスピカ」は見れんかな? とビビってたら、 朝のうちにアンテナの雪が落ちてくれて良かった良かった。



 ふくらはぎ部分に注目。こういうパーツを作り付けました。



 ザンサイバー時の竜頭カバーパーツです。リュウサイバー変形時 もっとも視点が集まる部分が、人型の時に剥きだしってのはどやろと 思っての追加です。

 ともかく、これで脚を構成するすべてのパーツは揃った訳で…明日 以降はタミヤパテを盛ってのプラ板の継ぎ目やキズ消し。以降は 脚のディテール付けとなります。とにかく先に脚だけ完璧に仕上げてから また別のパーツに移るです。



03年1月25日(日)

 脚パーツすべての、プラ板の継ぎ目にタミヤパテ盛り。

 パテ盛るだけで2時間近くかかりました。

 耐水ペーパーで削るのに、確実に盛る時以上の時間がかかるというのが 泣くところ。明日からは指先から爪の隙間まで灰色一色に染まってしまう です(哀涙)。



03年1月26日(月)

 240番の耐水ペーパーにプラ板を挟んで、脚パーツに盛ったタミヤパテ 削り落とし中。

「本日のベスト・ガイ(自分の中で男の中の男)」
 故・スタースクリームさん。
 時に叛意を抱きつつも常に目前に立つ、最高の戦士の背中を見つめ 続けた漢。傷つき彷徨い、それでも目指していたものは自身の尊敬する 最高の戦士に認められること。その決死の意志が、散りゆく命が、 かつてのシリーズ上何者もなしえなかった、セイバートロン星史かつてない 変化を起こす…スタースクリームさん、あんたこそ男の中の男や(号泣)!
(「マイクロン伝説」48話「決死」、地元では今日放送だったんだよ… まだ「スーパーリンク」始まってないです/涙)



03年1月28日(水)

 昨日は除雪疲れでサボり(ひと晩に3、40センチも積もるところに 住んでんだよ)。
 作業は今日も240番の耐水ペーパーにプラ板を挟んで、脚パーツに盛った タミヤパテ削り落とし中。

「本日のベスト・ガイ(自分の中でイケメン中のイケメン)」
 セイザーギャンズ。
 彼こそ本当のヒーローだ(号泣)! ジュピター (サイバーコップの)のお墨付きだ!
 おぉお俺は頭を丸める! 冬でもアロハ1枚でサンダルぺったんぺったん させる! サーフィンするぞサーフィン!
(地元で遅れて放送の「覚醒せよ! 水の戦士」と「立て! 水の超星神」、 続けて見ました。己の非力さとコンプレックスを克服し、本当の ヒーローとして目覚める…なんて爽快かつ感情移入を誘う展開!/感涙)



03年1月29日(木)

 240番の耐水ペーパーにプラ板を挟んで、脚パーツに盛ったタミヤパテ 削り落とし中…てーか、タミヤパテ削り落とすのだけやっと終わりました

 音楽聞きながらとか(MDに落とした攻略したギャルゲー主題歌集) 映画見ながらとかで1日2時間弱ずつやってたとはいえ、脚パーツに 240番のペーパーかけるだけで合計6時間…ためしに脚のパーツ数数えて みたら、片脚だけで26個、両脚で…馬鹿です(涙)。



03年1月30日(金)

 400番の耐水ペーパーがけ。



03年1月31日(土)

 800番の耐水ペーパーがけ。

 脚のペーパーがけ作業、やっと終わりました…。

 残るはディテール付けだけというか、これで脚の作業は終了。 以降は未だ未造形の肩装甲も含めて腕パーツに移るですと言うか、
 今、気になるギャルゲー=ドリキャス版「月は東に 日は西に」(発売日未定/←期待♪)


豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を応援 します。


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