2003年7月
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03年7月11日(金)
そういうことで第16回クリエイターズ・カーニバルも終わり、作業机
から離れてダラダラゲームばっかやってる日々が続きました…それで
やってたのが、またもギャルゲーすんまそん、去年中古で買って1年近く
放ったらかしにしてた「カナリア(NECインターチャネル/
ドリームキャスト)」です。
いやー、やってみたら意外にバカ面白かったというのがまごうことなき
本音ですね。基本的な流れとしては部活動を舞台とした学園ドタバタ物
というか…いかにもな80年代風学園ラブコメ漫画のいいエッセンス
が生きているというか、結構ホノボノとした気分でプレイしてしまいました。
そしてここから多少ネタバレ。本編のホノボノとした雰囲気と裏腹に、物語の
中で明らかになっていくメインヒロインの「救うこと叶わない問題」の
ヘビーな展開にまた唸るところで…。この彼女の問題を前に主人公は
終始非力なままだし、そして重い余韻を引きずったまま物語は終わってしまい
ます。正直、下手に感情移入しながらプレイしていたおかげで、終了してから
2、3日ヘコんだ…(鬱)。ただ、この重い問題を前に、それでも
問題を抱えつつも先に進もうというキャラクターたちの心情描写は
うまいところで…これまた自分の中で忘れ得ないゲームの1本になってしまっ
たですな。
そういうことで番外編です。ハイ本当の意味での「番外編」ですので、
物語本編には一切関わらないです。元々は蘭亭カントクが描いてくださった
コピー誌漫画なんですが、とりあえず自分の中で溜めといたもん出し惜しみ
せずブッ込みました。本編も進めなきゃ造形もせんとナニやっとるんでしょう
? ともあれ明日以降はまた真面目に造形に戻れそうです。気持ちとしては
(笑)。
あと劇中の国道148号線でコケたというエピソードはマジ実話だったり
します。10年ぐらい前、長野県で勤めていた頃の(懐)。あの頃は、原チャリ
に跨り長野県中を走り回る元気があったのですな…嗚呼、わしの青春…。
…それで、前述の「カナリア」からどうしても引用(パクリ)したかった
台詞がひとつありまして、しっかり引用(パクリ)しています。どこから
引用(パクリ)したか、もし気になる方がいらっしゃいましたらPS2移植
版あたりからチェックしてください(苦笑)。
03年7月12日(土)
ともあれ番外編も上げて、ではそろそろ造形の方にスイッチを切り替える
ためにビデオを借りに行きました。…いえ本当は前々から借りようと思ってた
んだけど、昨日日誌のネタにしたのを機にいよいよ見てみようという気に
なりまして…「カナリア」OVA版です。
ナンジャコリャ? なんだかなぁ…原作ゲームに忠実なキャラ絵、原作
と同じ声優さんを起用すりゃ、たぶんファンは満足だろうという企画意図
のOVAらしいけど…だからといって
“原作付きアニメのルール”を堂々
破ってるのはどうかと思いました。
原作付きアニメは、元々の原作ファンが見る物というのは当然として、
ファンの視点を裏切らないよう
その原作の世界観、「世界観の範囲でできること」というのを逸脱しては
ならないはずで…判りやすく言えば、
「水戸黄門を見ていたら、印籠を
出すシーンで黄門様がライダーキックで悪代官を退治してしまった」
というところでしょうか(…かえって判りにくい?)。
ともあれ原作ゲームに入れ込んでしまった人間からすれば、
なんとも原作の世界観のルール無視も甚だしい作品だったというか…
シナリオライター、間違いなく原作ゲームなんかプレイせずにゲームの
攻略本あたりからキャラ設定とかだけ拾ってきて脚本書いてるなというのが
まるわかり。誰だ、こんなやる気のない脚本書いたのは! と憤りつつ
スタッフロール見たら、「仮面ライダークウガ」や「アバレンジャー」で
おなじみ、ヲタ系脚本家ダメ代表ライター
荒川稔久でした…ある意味すげー納得(溜息)。
そういうことで、まあ腹が立ったおかげでかえって気持ちの切り替えに
成功したというか、久々に可変ザンサイバー2003の製作作業を再開です。
胴部ブロック、肘関節の作り直しなど。まあこういうのは細かい作業を
積み重ねていくしかありませんので。
03年7月13日(日)
WOWOWで「007」特集が始まったのでさっそく見ました。「007
ドクター・ノオ」、「007ゴールドフィンガー」です。
世の「007」ファンの皆様ごめんなさい。やっぱり久々に見ても
「ドクター・ノオ」、シリーズ第1作という以外の価値はあんまりないです。
正直後のシリーズより金かかってないし、そもそも肝心のドクター・ノオの
基地に潜入してからずっとBGMなしの状態が続き、なにげに眠気を
誘われるのが…。
「ゴールドフィンガー」。シリーズの面白さをその荒唐無稽さに求めるなら
ば、「007は二度死ぬ」と並んで傑作です(「ムーンレイカー」はあまりに
ギャグ漫画になりすぎてて…失笑)。イマイからプラモも
発売されていたアストンマーチンDB5も、歴代ボンドカーの中で最も
その印象度が輝いております。ただQから渡されてから大破するまでの
時間は実は結構短かったりしますが。やっぱり悪役ゴールドフィンガーの
声を滝口順平氏の吹き替えで聞きたいというのがあるので、またそろそろ
地上波吹替版の放送を望みたいですな。たぶんシリーズ中、見ていて
自分的には一番面白い「007」です。
「ロシアより愛をこめて」? もちろん今日放送されましたが、ちょっと
テレビの前から離れなければいけなかったので録画です。見るのはまた
後日…。
ハイもちろん造形作業もサボりません。いよいよというか、
プラ板で頭パーツの
簡単なゲージを作ります。一応この時点でポリキャップも仕込んでいます。
03年7月14日(月)
頭パーツ(つくりかけ)が付きました。これで少しは見ていて安心です
(何が?)。
切り出したプラ板でポリキャップを挟み、木部用エポキシパテを盛って、
デザインナイフで削ってパーツの
形を出していく…基本的にはずっとこれの繰り返し作業なんですが、
そういうクドいまでの作業の積み重ねで完成品に近付いていくと思えば
楽しみながら作業も進むってもんです。
実際パーツが増えていくのは楽しいし(喜)。
03年7月16日(水)
昨日は平日休みでした。1日中「第2次スパロボα」やっててサボリ
(スーパー系男主人公ルート、やっとゴルディオンハンマーと
マッハドリルを装備できたです…嬉)。いえ休日だからこそ造形進めなきゃ
いけないハズなんですが。
そういうことで、ちょこちょこっとプラ板切ったりエポキシパテ盛ったり
ぐらいの作業。まあ平日作業は地道に進むのが基本なので。
03年7月17日(木)
昨日久々に「第2次スパロボα」を起動させたら面白すぎ! ギャルゲー
萌えでウェッヘッヘ〜なんて言ってる場合じゃねえや! 囚われたリョウ、
ハヤト、ベンケイの三人を救うため、単身無敵戦艦ダイに殴り込みを
仕掛けるムサシの勇気に、ガイ兄ちゃんも「お前の勇気、確かに受け取ったぞ!
」と感動だ! ブラックゲッターが腹からゲッター炉を引きずり出すあたり
の漢気演出にも滂沱! …造形作業が進まない訳だよ(泣)。
作業のほうは背中のパーツを接続するためのアームを作った程度。イカン、
かの秒速16連射の高橋名人のお言葉は正しかった。
「ゲームは1日1時間!」(懐)。
(わしの小隊編成の一部)
[闘竜戦線]
(小隊長機=ガイキング、メンバー=アルトロンガンダム改
(ガンダムナタク)、氷竜、炎竜)
長距離支援攻撃なんてセコい考え無視、完全格闘専用小隊。氷竜か炎竜の
運動性でザコ敵の攻撃を回避しつつボス敵に接近、超竜神に合体させた上で、
ミラクルドリル(要大空魔竜近接)かドラゴンハングでトドメ。超竜神の
一斉射撃でザコ敵一掃も可能。基本的に直接格闘で敵をブチのめす
漢気部隊です(がっつ!)
[暗黒電光]
(小隊長機=ガンダムデスサイズヘル改、メンバー=クロスボーンガンダム
X2、ビッグボルフォッグ)
黒いか忍者っぽいかというだけの編成。原作漫画ではザビーネごと木星帝国
に寝返ってしまうX2も、ゲームではプレイ展開次第でこちらのモノにできる
です。元よりデスサイズも、Iフィールドや分身持っていたり移動後に使える
全体攻撃持っていたりパイロットのデュオが感情移入しやすかったりと
非常に使いであり。ビッグボルフォッグの大回転魔弾や分身殺法も、威力も
さることながら攻撃デモ見るのが非常に楽しかったりするです。
[特攻天女]
(小隊長機=ビューナスA、メンバー=スーパーガンダム、キュベレイ
Mk−U(プルツー)、ヒメ・ブレン)
まんまレディースチーム(笑)。ビューナスAの修理能力に、スーパー
ガンダムとキュベレイMk−Uの長距離攻撃、さらにブレンパワードの
チャクラシールドで防御も完璧! 意外なまでに育つチームであります。
もっとマップ攻略上効率のいいユニット編成があるはず? いえこんなんは、
自分の好みで好きな奴らを編成するのが
一番楽しいんです! 効率なんてのはさっさとゲームを進行するための
目安だ。あとは勇気で補え!
03年7月19日(土)
昨日はまたも飲み会でサボり。今日は今日とて給料出たんで買って来た
プラモを作ったりしてましたが、それでもザンサイバーは作るです。
頭部のトサカを作ります。なんとなくでかい? こうするためです。
これまでのザンサイバー造形でありえなかった、主砲ロック解除で
あります。今回のバージョン作る上で、やりたかったことのひとつですな
(嬉)。
03年7月20日(日)
朝7時半「アバレンジャー」、8時「ファイズ」、9時半「アトム」、
10時半「007サンダーボール作戦」、12時45分「007は二度死ぬ」、
19時「サンダーバード」、20時「少林サッカー」…、
今日は1日ビデオデッキがフル回転! 日も差して蒸し暑い部屋で、
1日中テレビ見て過ごす休日ってナンだ?
そういうことで、WOWOWでの放送により、めっちゃくちゃ今更ながら
「少林サッカー」です。いやあ…去年のうちに見てたら、たぶんとてつもなく
狂っていたでしょうねえ(苦笑)。漫画的な映像効果を大真面目に最新の
CG技術とかでやってるだけでなく、その根底にあるのはアジア人の魂の
叫びとも言える「虐げられし者たちの怒りの反逆!」テーマ。
これが日本や香港でヒットしなきゃ世の中間違ってますよ。
なにはともあれ、昼間見た「007」と並んで「映画とは観客が楽しめて
ナンボ」と、つくづく思ったです。
いい映画ばっか見て過ごしたからって、造形はサボらないです。
パーツを増やすという、目に見える形での造形の進行が自分の中でちょっと
欲しかったというのがありまして、背のブースターのプラ板組みです。
03年7月21日(月)
海の日ったってどうせ雨だ! 遊びになんか出かけないで模型作るんだよ
模型!
あー海行きてえ…とりあえず背中の中央ブロックを作ります。昨日も
書いたとおり、目に見える形でパーツが増えていくのはキモチイイですな。
03年7月22日(火)
漢の背中だ!
かっこええ…どうせ誰も言ってくれないから自分で言うけどかっこええ
(A)。ともあれ概ねの背中プロックが出来ました。
こういう形でパーツが増えていくと、俄然制作意欲に火が点きます。
でも、その制作意欲のタイムリミットはたぶんあと2日(何故!?)。
03年7月23日(水)
腰前面パーツ、いわゆる褌を作ってしまいます。今日もバリバリ製作が
進むです。
だがしかし、もしかしたら明日以降製作が一次休止…ふっ(含笑)。
豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を応援
します。
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