2003年2月


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03年2月4日(火)

 人様からのいただき物ゲーム「月姫」、終了です。

 こうしてまたも今後影響を受けそうな作品のひとつに触れて しまいましたが、自分自身の創作のための作業に入ります。リンク先 「宇宙科学万能帝国」代表、レッドデンジャー魔王様から 「ワンフェスで委託販売しますよ」というありがたい申し出を受けまして、 ガレージキット「戦闘マッスル・ザンサイバー(「商品開発記録」参照)」 の可動見本を作るべく、再びシリコン型にレジンを流し始めました。



03年2月5日(水)

 固い床に胡座をかいて、パーツの増産を続けます。脚が痛いです。



03年2月6日(木)

 脚を痛めつけています。その甲斐あってどうにか平日のうちにパーツの 増産終了です(嬉)。

 聞くのも嫌な苦労話シリーズ。いえね、各関節可動のガレキと言うと 聞こえはいいんですが、なにせ可動のための軸穴とか型抜きの段階で開いてる 仕様になっているため、型にレジン流す前にポリランナーだのプラ棒だのを せっせと仕込んでいって、それから型抜きという手順を踏んでいるもんだ から…型抜き1回する度に「これは失敗したくない!」と神経すり減らせて …んで悲しいことにその苦心が全然体重に反映されない(大泣)。ちくしょー デブってて悪いか!? いいこともないが(悲しさ倍増)。

 特撮ファン関係の知人の方から便りが届き、今年の春頃ご結婚されるとの こと…陳腐な祝いの言葉ながら、大変おめでとうございます。



03年2月7日(金)

 とりあえず見本の脚を組みました。今回は仕上げも塗装もする必要がない ので気楽なものです。



03年2月8日(土)

 休日。組立作業を中断し、第3話を一気に執筆です。第3話にて、とうとう 造形ヌキになってしまいました(泣)。

 まあ、コミック版にも登場している今回登場の敵メカ、 天骸鬼に関しては、デザインされた蘭亭先生も 思惑あってのことか、×イア×ンのプラモがあれば割と作れそうなデザイン になっておりますので、いずれバ××ラ×のプラモ買ったときの 宿題ということで(笑)。

 さて、さっそくながら実はコミック版よりキャラクターが増えてしまって おります。元来主人公に焦点を絞って物語を展開させる場合、余計なキャラ の増加は物語に混乱をきたすだけなのかも知れませんが…特に「ザンサイバー 」という、非常にテーマがくっきりしている作品の場合は。

 まあ、今回から登場した連中も、今後イロイロと物語に絡ませる思惑 あっての増加キャラなので、どうぞ今後も読んでいただけましたら幸い です。

 それでは次回、第4話をよろしく。今度こそ敵メカ作れたらいいんですが (汗)。

 ちょっとだけ裏話。“十字の檻(クロスケイジ)”というのは、去年、 自前HPを立ち上げるときにHP名の候補にあった名前です…もちろん やめといてよかった(はずかしいから)。



03年2月9日(日)

 ありがたいことに連休なので、一気に未塗装見本を組み上げてしまいました。 あとはRD魔王様の元に送付し、委託販売をお願いするだけ…この未塗装 見本は直接お客様の手にとってもらってその間接可動の出来を見てもらう つもりのものですが、今回委託販売をお願いする場は天下のワンフェス…。

 大丈夫! たぶん大丈夫! きっと大丈夫のはず!!

 冬のワンフェス会場に行かれる方、良かったら見てね。 原型製作者本人としては、会場で直接お客様の反応を聞ければいいんですが…。 魔王様をはじめ、今回の委託販売に関わってくださる皆様、何とぞよろしく お願いします。



03年2月16日(日)



 “新計画2003X”発動です。

 今日はまず図面書きから。本格的な作業は明日以降になります。

(今日「アバレンジャー」見て見たくなった映画)
「ドラゴンファイター 炎獣降臨」。非常に仰々しいタイトルです。
 中世の時代、暴れまくったドラゴン(本当に、羽根生えてて火ィ吹く奴)の 遺伝子を現代の基地外科学者が地下の秘密研究所でクローン再生。しかし 事故で暴走したドラゴンが、基地の中で火ィ吹いて大暴れをはじめ…。
 登場人物を絞って(本当に10人もいない)、ほぼすべてのシーンを セット内で安く撮って、主役のドラゴンだけCGでバッサバサ暴れまわる という、間違いなくロジャー・コーマンの息がかかっている映画(苦笑)。 全体的な安っぽい作りが心地よい眠気を誘い、ラストのF16対ドラゴンの 空中戦まで、欠伸交じりにゆったり見れました。いいですねえ、この 能や歌舞伎のようなアメリカB級モンスター・ムービーの伝統にのっとった 出来栄え。こういう低予算で作れる単純娯楽映像、 伝統的なバカB級映画は、バカ映画ファンの休日の昼下がりの友として 今後も生き延びていってほしいもんです。
 あ、ラストで予備研究室から、もう一匹が生まれるところでバーン! と 終わるのはこれまた伝統芸です(笑)。



03年2月18日(火)

 1日置いて、いよいよ“新計画2003X” 作業開始です。昨日サボったのは飲み会だったから (うっぷ)。

 まずは脚から作り始めます。もちろんプラ板箱組みです。



03年2月19日(水)

 プラ板組みです。相変わらずなんて楽しい作業♪

 …しかし、よく考えたら今後もまたストーリーの執筆も続けていく訳だし、 もとよりそんなに長大なストーリーにするつもりもないので、果たして ストーリー完結までに完成させることが出来るのでしょうか? そもそも 造形とストーリーをセットで発表しているのだけが売りみたいなコンテンツ で、他のメカ造形がおろそかになるような計画を発動させてよかったのか …?
 なんかいらんことに気付いてしまった気がしますが、まあプラ板切り貼り は落ち着きのないと言われる自分にとって、心穏やかに集中できる作業…。 仕事や無駄遣いでささくれ立ったマイハートを癒すつもりで作業は 続くのです(含笑)。



03年2月20日(木)

 穿て、ピンバイス! 「仕込め、ポリキャップ!(←子供コーラス)」

 プラ板切り貼り中。



03年2月21日(金)

 ザンサイバー共同原作者、蘭亭紅男スーパー特殊映像監督から第3話の 挿絵をいただきました(本編参照のこと)。

 …しかし困ったことに、現段階ではうちにはスキャナーがない(泣)。

 あと、蘭亭カントクからは他に、サークルメンバーによる共同撮影 による自主特撮大怪獣映画「ノストラダムスの大怪獣・ギラガンガ 襲撃戦」のラッシュ映像を見せていただきました(不肖、自分も撮影用 ミニチュアとか作っております)。素晴らしい! 「特撮ゥ? CG使って 撮る映画だろ」なんて抜かす奴、自分が訥々と語ってやるから正座しなさい!  実際の物体の重量や質感、何より“魂”がCGで描ききれるか!  ミニチュアからビルのひとつひとつまで、すべてに撮る者の手が込められて いるからこそ、CGの画一的な映像など問題にならない 「他の誰にも撮れない画」の魅力が輝くのだ。



03年2月22日(土)

 ビル・ゲイツさん。X−box日本発売1周年おめでとうございます。 持ってないけど。

 とうとうHPの容量がメイチになり、紆余曲折の末どうにか容量を 増やして、昨日いただいた挿絵をアップです。蘭亭カントク、デジカメ映像で すんまそん。

 …さて、明日はいよいよ本人不在の有明決戦。大丈夫か? すげー 心配だ…(汗)。



03年2月23日(日)

 さて、いよいよ今日は本番当日…自前のガレージキットの販売を人様に 任せて自分は日本海側で「うわ結果どないしたかなあ? もしまた全然 売れてんかったらどないしよーうわ何万人も集まる会場に出してまったく 売れんかったなんてったら自分もう立ち上がれないわー」とそわそわして たりするんですが。



 さて、ともかく作業はここまで進めました。“新計画2003X” こと“可変モデルザンサイバーVer,2003開発計画” 、いよいよ 軌道に乗ってまいりました。ともかくまずは脚のフレームということで、 続けて太腿と足首も作っていきます。
 あ、今回ガレキ化は絶対前提に置いてないです。今回は完全ワンオフ モデルになります。



03年2月24日(月)

 太腿のプラ板組みから。今回は複製作業をやるつもりがないので(単純に コストがかかるから)作業的には手間ですが、こういうのは左右同じパーツを 同時作業で進めていくのですな。

 …さて、この日誌を入力している段階ではまだ昨日の結果が判らないのです が…
コンテンツ「商品開発記録」 12月1日分で明言したとおり、あれが完売するまでは事業部長の座に 戻ることは叶わず、お留守番店員として役立たずの日々をさらに送りつづける ことに…。

 一応、売れ残ったorまったく売れてなかった場合のコメントをUP しておきます。

「おお撃ってみぃや! おどれらの屁垂れ弾何発喰らおうと、 わしゃまだ死なんどお。 弾はまだ残っちょるけんのお!!


 果たして結果はどうなったのか…? すべての結果をこれから覗きに 行ってきます(こわっ)。



03年2月25日(火)

 2003年冬ワンフェス、「戦闘マッスルシリーズ・ザンサイバー」 委託販売の結果が出ました。

 価格、ポリキャップ込み5000円。全5個中売上げ2個。しかし 1個は値切られて4000円で販売とのことなので総売上精算額9000円。

 …まあ、初売り時の目標がゲームソフト1本分だったことを思えば 妥当な成果というか…、

お留守番店員わたなべ、2月24日付をもって 商品配達係へ昇進。

 自分で決めた厳然としたルールがある以上、事業部長への復職はまだ 当分先の話となりますが、ともかく今回委託販売に協力してくださいました レッドデンジャー魔王様とやまぎし様、そしてお買い上げいただいたお客様、 大変ありがとうございました。
 あと今回のガレキの問題点もいくつか指摘されましたので、次回新たに ガレキ生産に携わる時には今回の反省点を踏まえ、更なる精進を目指す こととします。

 作業のほうは太腿、足首とプラ板組みです。早くも可動と変形のための クリアランス確保に悩んできたと。図面から関節位置ずらしたし(決して、 図面どおりに作ってきちっと動くというのはなかなか作れないんですな)。



03年2月26日(水)

 太腿、臑、足首のフレームが繋がりました。今回、とりあえず骨格から 作ってそれから外装を作っていこうというやり方を目論んでいますが… ちょっとだけ予告すると、外装のほうで結構遊んでしまうかも(苦笑)。



03年2月27日(木)

 今日は、ついにこの日が来てしまったというか…かつてはセガハード なしではその存在を考えられなかった、セガ最強のタイトル 「サクラ大戦」、 PS2移植版の発売日です。

 さっそく仕事帰りにゲーム屋寄ってみると、いや流石に客が 群がってるとまでは行きませんでしたが、店頭の空パッケージには「売り切れ /予約受付中」の張り紙。いやあ、セガハードが途絶えた今、今後続々と シリーズも移植されて行くんでしょうが、それだけセガユーザーのPS2 所持率/稼働率もアップしていくというか、また現最普及ハードに プラットホームを移したことで新たなファンを獲得していくというか…。
 ともかくもはやゲームファンのためだけの存在ではなくなったタイトル ですし、まあサターン〜ドリキャスのセガハード黄金期の生き残りとしては 「セガのゲーム」が最普及ハードに活躍の場を移して、またビッグな存在に 成り上がっていってほしいと願うものです。まあ、 買ってもいないクセに言う言葉では ありませんが(苦笑)。

 ともあれあと模型屋寄ってプラ板、プラ棒、ポリキャップと資材を補充し 作業を続けます。今日からいよいよ腕フレームに作業移行。まずは 上腕パーツから。

 現段階で「サクラ〜」全シリーズが遊べるハードはドリームキャスト だけです。バチスロメーカーに吸収合併されても頑張ってね(涙)。



03年2月28日(金)

 今日はちょっとお買い物。「マシンロボレスキュー」のハイパーファイヤー ロボです。





 そういうことで手持ちのハイパージェットロボと超レスキュー合体(笑)。 しかしこうやってみると、実にマシンロボのデザインって戦隊ロボチックで あります。逆に「アバレンジャー」のロボ、アバレンオーがアニメテイスト のデザインにまとまっているのは妙な逆転現象というか…。
 ともあれ「第×話 都庁倒壊! 見せろ友情の超レスキュー合体!!」 といった雰囲気(笑)。ハイパーポリスロボやドリルロボとかでも同様の 合体は可能なのか? なんともブロック遊び的なテイストがたまらないので、 このシリーズはもうちょっと追っかけてみます。



 そういうことで作業はそそくさと腕パーツを揃えました。明日以降、 いよいよ変形ギミックが集中する胴体部分に入る予定。


豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を 応援します。


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