2002年12月
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02年12月13日(金)
ドリキャス「僕と、僕らの夏」終了…。エピローグ、水底に沈む故郷。
失われた風景。掘り出された宝物は再び地面に埋められる。
ふたりの幼い手で、未来への約束を誓うように…。
ボロ泣き、とまでは行かないけれど、本当にいいゲームでした。さて、
人からダビングしていただいた「スタートレック・エンタープライズ」や
「グラヴィオン」見たり「僕と、僕らの夏」の主題歌をドリキャスから
MDに落とす日々も今日まで、ガレージキット開発が終わっての長い
ブランクの日々にお別れです。
いよいよ「ザンサイバー SIDE‐B」のための準備開始です。
まずは頂き物、買ったのに未組み立てのプラモの部品を物色し、
第1話用の敵メカから作り始めました。名前だけは決まっております。
「獣骸怒」です。
12月14日(土)
獣骸怒を作り続けます。基本的にまたもらい物のプラモのパーツを
瞬間接着剤でどんどんくっつけてって、パーツとパーツの隙間は
エポキシパテで埋めていくというやり方。
何せ文章コンテンツでメカ物やろうってのに、絵が描けないという
最大の弱点を補うために立体の数を増やさなきゃならない…1話書くごとに
メカ1個作らなきゃならなくなるかも(泣)。
12月15日(日)
ひたすら獣骸怒の造形。休日を利用して結構進めることができましたので、
うまくいけば翌日には塗装開始まで行き着けるんじゃないかと。
12月16日(月)
ペーパー掛け、パーツ貼り付けで終わってしまいました…。
とにかく塗装ができる寸前の状態にはなったので明日こそ!
12月17日(火)
塗装開始です。今回は単色で手早く仕上げようというつもりなので、
いきなりガルグレーで1色塗りです。
ところで、未だに肝心の本編の執筆活動に入ってない…頭の中で第1話の
ストーリーはもう出来上がっているんですが、そろそろそちらの作業も
開始しないと。とりあえず休日を待ってイッキ書きですね。
12月18日(水)
塗装を続けますが、なんとなく全身これといって特徴がない敵メカと
いうことにやっと気が付き、とりあえずでっかい武器を持たせることに
しました。棒状にまとめた流用パーツに、指に水をつけて伸ばしたエポキシ
パテでカバーを作る、いわゆる「小林 誠キャノン」です。まあ、一時期
メカ造形作家の小林 誠氏がこういうキャノン砲を持たせたメカをよく
模型雑誌に発表していたというだけで(苦笑)。
ともかく武器も持たせ、少しは第1話の敵メカっぽくゴージャスになった
かもとか。
12月19日(木)
今日はちょっと気になってたゲーム「Erde〜ネズの樹の下で(PS2)」の
発売日です。ハイ年末で何かと物入りな時期に、新品ゲームなんか買う余裕は
ありません(泣)。当然年が明けて、中古で安くなってからです。そういえば
そうして安くなってから購入してまだ全然プレイしてないゲームも溜まってる
ような…(汗)。
さて獣骸怒、本体の基本塗装はあっさり終了しました。武器のほうは昨日
盛ったエポキシパテにペーパー掛けした程度。明日あたり、もうちょっと
ディティール付けしてみましょう。
12月21日(土)
昨日はちょっとサボって、本日、武器の塗装に入りました。毎回毎回毎回
言ってるんだけれど、ああ、水性ホビーカラーの乾燥時間よ、もっと短く
なって…。
…そして、色塗ってる合間に、いよいよ執筆を開始しました…本編。
先立ってコミック版共同原作者、蘭亭紅男スーパー特殊映像監督から「
ザンサイバー萌え萌え編でもいいんじゃない?」とも言われたので、ハイ
その通りにします(本編参照…苦笑)。なんにしても、模型と同時発表
しなければならないので、どちらかをやったらどちらかをってバランスを
取っていかないと。
12月22日(日)
師走の忙しい時期、人様並みに連休をいただけたというのは本当に
ありがたいことで、第1話用敵メカ獣骸怒(敵量産機、獣骸の強襲用
バリエーション機という設定)、タミヤエナメルのハルレッドによる墨入れ
とMr,スーパークリアーつや消しを吹いて、無事完成しました。
今回、蘭亭紅男先生を見習って小林 誠風デザインのメカを目指した
つもりでしたが、日頃ヒーロー体型のロボばっかり作っていた弊害か、
どうしてもあの「異形な関節の位置、パーツ配置だけど魅力的なデザイン」
の域には程遠いですね…なにより肩の流用パーツまるわかりなのが
作った自分でも辛かった(泣)。
ともかくザンサイバーの敵メカは基本的に小林 誠テイストのデザイン
となってますので、今後も改めて小林 誠氏の仕事を勉強する必要は
大いにあるようです。
そして、墨入れやつや消しスプレーによる作業の合間、イッキで文章を
書き上げてしまい…、
本コンテンツ、「商品営業企画 破導獣ザンサイバー SIDE−B」、
堂々公開です。
正直、同人誌で書いてきたヘタレな特撮評とかならともかく、こうして
完全な創作というのを不特定多数の方々に発表するのはほとんど始めての
ことで…正直ものを書く勉強なんかしたこともないし、描写力も
世界観を描く上での必要知識もないという怖れ知らずの状態からのスタート
となりますが、もし皆さんの貴重な時間を割いて目を通してもらって、
厳しいご意見などいただけたら幸いです。
とりあえず次回第2話「Destruction1」の発表は恐らく年明けになると
思いますが、来年年内中の完成を目指しておりますので、どうぞ既発表の
コミック版とも違う展開で描かれる(予定の)アナザーストーリー版
(今秋放映された「仮面ライダー龍騎スペシャル」みたいなものと
ご承知ください)ザンサイバー、どうぞよろしくお願いします。
豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を応援します。
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