「ウルトラマンマックス」
第11話〜第15話





第11話「バラージの予言」

磁力怪獣アントラー登場
監督:金子 修介/特技監督:金子 修介/脚本:尾崎 将也

「ゴジラ強いぞー」「ガメラ強いぞー」ゴジラガメラいいのかよっ!? と いう視聴者の心ないツッ込みから幕を開ける金子修介監督エピソード(笑)。
 のっけからの都市崩壊、埋没シーンの、実際に大量の砂をセットに流し 込んでのスペクタクルに目を奪われるところで、よくもこれだけの大破壊 シーンを今時のテレビ特撮でやれたと素直に感心。本編中、ミニチュアの 随所に用意されていた「金子」、「KANEKO」名義の看板に苦笑いする ところであります(くすくす)。なお、冒頭アントラーによる磁気光線で 墜落する飛行機は、「ウルトラマンネオス」の防衛組織HEARTのもの というあたりもくすぐりポイント(自分的に)。

 とにかく金子修介監督的くすぐりが徹底していたなというのが今回 見ていての感想で…アントラーが地球の生態系の守護神的な発言をする ゲスト藤谷文子しかり、コンピューターが使えないため、ペーパー資料の山を 前に悪戦苦闘するカイトとミズキというシーンに、昔ながらの怪獣映画的な 郷愁を覚えたり(笑)。もちろん、なんといっても金子修介監督の見せ場 といえば特撮シーンというか…マックスとの対決での、自然光撮影による カットも交えた心地いいまでの市街戦! なんともセット面での特撮の充実さ が光る回というか…思えば初代アントラーが登場するエピソード「バラージの 青い石」では撮影に東宝映画「奇巌城の冒険」のセットを流用、消え行く幻 の町バラージという舞台の特異さとエキゾチックさを出すのに見事に成功 しておりました。初代、二代目共にスペシウム光線を弾き返したりマクシウム カノンを使用不可能にするほどの強敵ぶりに対する敬意というか、アントラー という怪獣はこと撮影時の環境に恵まれている怪獣なのかもしれませんです。

 今回のショーン隊員のツッ込み「クワガタじゃなくてアリジゴク、ANT LION」 。ちなみにわっしもハタチぐらいまでなんかの資料本読むまでずっと アントラーをクワガタの怪獣と思っていました(笑)。
 とかく今回は、特撮面といい無駄のない演出といい、ほぼ始めてのことと なったDASHによる地上作戦にアントラーの存在を語るヨシナガ教授、 トミオカ長官ペアと怪獣ファン的に見所も多く素直に楽しめる好編と なっております。自分としても今回、視聴後の感想はご満悦でした(にこにこ)。
 ただひとつ残念なことを挙げれば、太古の昔バラージの住民に青い石を与えた ノアの神の存在感がやや希薄というか…。かつての「バラージの青い石」の エピソードでは、科特隊の面々がノアの神の石像を前にする驚愕と、 ウルトラマンという存在に対する神秘さが生まれ出でたエピソードだった だけに…。そのうち「龍の恋人」での龍退治の英雄伝説、そしてノアの神と、 ウルトラマンという存在の神秘に迫るエピソードも番組の中で語られたら 良いなとか 淡く期待してしまいますが。

(考えてみれば金子修介監督が手がけた「平成ガメラ3部作」、「GMK 大怪獣総攻撃」からして怪獣は古代文明、伝承に関わる存在である… 「バラージの青い石」を思い返せば、つくづく初代マンを作ったかつての スタッフたちの創造力とインスピレーションに 敬服せざるを得ないです。)



第12話「超音速の追撃」

超音速怪獣ヘイレン登場
監督:金子 修介/特技監督:金子 修介/脚本:金子 二郎

 前回に引き続き金子修介監督による娯楽編というか…ここまでツッ込み どころありすぎるとかえって感想のネタに困るぐらいだ(嬉笑)!

 怪獣が騒音だの音楽だのに反応するというアイデア自体は「A/この 超獣10,000ホーン?」などの前例がありますが(音楽に反応、というのなら 「サンダーマスク」でもあった気がするのですが…ネットで資料漁っても 「サンダーマスク発狂」に言及してるところばかりで駄目だ)、実は今回の 主題はこの怪獣の習性に関わる「“音”を発する側のドラマ」ではなく、 重視されたのがあくまでDASH側の怪獣対策作戦、しかも全編の明朗な 雰囲気とあいまって、物語的には「空からの贈り物」的なコミカル編と言って 差し支えないでしょう。いや言葉で語るまでもなく存分にギャグ話として 堪能させていただきましたが(笑)。

“超音速”で移動するクセに“音”に反応するという、変に矛盾した習性を 持つヘイレンながら、飛行怪獣系のデザインとしてはなかなかにかっこええ。 いえ飛行してる姿がまさに、同じく金子修介監督が手がけたギャオスまんま というのもありますが。冒頭、ダッシュバードベータの飛行試験→ヘイレン 襲撃からして「マクロス」ばりのスカイアクション映像が見られて、またも CG監修である板野一郎氏の仕事に眼福眼福。
 マックスとの戦闘に至っても、今回ウルトラ念力にウルトラバリアと 「ウルトラマンならでは」の能力描写が見られた他に、空中戦にて超高速飛行 にて衝撃波の檻を形成するヘイレン→衝撃波爆発に吹き飛ばされるマックスと 斬新ともいえる描写が見られ、歴代継承的な演出と最新の空中バトル描写と、 「古いもの新しいものも問わず良いものは良い形で融合していく」という、 「ウルトラマンマックス」という番組そのもののコンセプト自体が見られた みたいで興味深かったりもするです。

 さて、今回言及しなければいけないのはもちろん、実質上の主役となった ヒジカタ隊長…ありゃあ石原良純(マイコン刑事)のキャラじゃねえか( 爆笑)! 「音楽ってのは、ハーモニーとビートがあいまって、人の心に 直接作用するもんだろ」というよく判るのか判らんのかな台詞回しからして 良純! 自分の仕事に対して非常に真面目に取り組んでいる警備員さんとの やりとりからして良純! おっさん顔のバンドメンバーとおっさん同士の喧嘩 になってるあたりももう良純! 毎週「ブラックバラエティ(日テレ系)」 を楽しみに見ている視聴者として手放しで堪能したというか、いやあ、 そのうち本当に石原良純をヒジカタ隊長と同期のUDFメンバーとして客演 させてほしいですな。もちろん「宇宙ステーションの管理職」役なのは お約束ということで(笑)。
 今回ヒジカタ役宍戸 開が、ラストのエアギターの様からして本人も ノリノリで演じているのが見受けられて、視聴する側としても非常に 楽しませていただきましたです。役者側のノリの良さが番組そのものにいい 空気を与えているという意味、番組がまた広くチビっ子からお父っつぁん おっ母さんオヤジファンまで愛されることを改めて願いたいですな。

 今回のカイト…ひとりだけ冷静に物語を進める役(傍観者?)。
 今回のミズキ…職場にiPod持ち込む。
 今回のショーン…台詞にいちいち字幕(親切だ)。
 今回のコバ…ゴムボートで漂流中があまりにイイ顔。
 今回のエリー…ガッツポーズと「おなかすいた」。ちなみに充電中の様 を見て「ToHeart」のマルチ思い出し萌えしたヲタの人手ぇ上げて。よーし 手を上げた奴全員どうしてくれよう(どうしよう)?

 余談(ヲタじまん)。「サンダーマスク」については昭和55年、BSN 新潟放送での再放送にて視聴しました…あの再放送を全話録画したよい子は いねがー?



第13話「ゼットンの娘」

変身怪人ゼットン星人 宇宙恐竜ゼットン登場/ ウルトラマンゼノン登場
監督:八木 毅/特技監督:鈴木 健二/脚本:上原 正三

「ハリケンブルー、あ、参上〜!」

 …ゲストが「忍風戦隊ハリケンジャー」の長澤奈央ということで、特撮系 サイトにおける全国的なお約束ギャグですかね(苦笑)。
 個人的にも、この人の書いた特撮やアニメで育ち、幼少期の自身の人格形成に 大きな影響を与えたという脚本家、上原正三氏の「ダイナ/チュラサの涙」 以来7年ぶりのシリーズ脚本参加。そして国民誰もが「ウルトラマンを 倒した怪獣」ということで知っている有名怪獣ゼットン登場ということで、 自然に見る前から視聴に力が入ります。

 冒頭における「プロジェクト・ブルー」を彷彿とさせるUDFの監視衛星に よる防衛体制の様に始まり、さらに劇中における「1万年前に人類に注入 されたナノ遺伝子」など過剰なまでにSF的イメージを並べ立てるのはまさに 上原脚本の真骨頂。そしてそのイメージから一転しての下町に長屋という 所帯臭さに溢れる情景は、本当に円谷はこういうの好きだな(苦笑)。 縁側からご近所さんのお宅にお邪魔しますなんて雰囲気も、ある意味円谷が 子供番組で一貫して描いてきたイメージであり、これもまた優れた科学は ホットな人間性の元にあって初めて人間を幸福にするという、それこそ 「グリッドマン」にまで描かれている円谷作品の裏テーマに通じるのか もと勘ぐってしまいますが。

 もはやツッ込みどころ満載の、くの一ベースタイタンに潜入は…セクシー 忍者スタイルに、レーザーZビームにレーザーブレード使用の突拍子もない 画面は、見ている子供ファンも引いたりしないかとちょっと心配になりました が、もはやゲスト・長澤奈央に脚本・上原正三ということでスタッフがまた 無駄に悪ノリしてる楽しさというか(笑)。
 なんとも今回、画面の一貫性が整ってない、それこそごった煮的な画が続出 したなというのがあるんですが…これは上原正三脚本がどうのというより、 出来た画像が東映作品のポップさに染まっているんじゃないかというのが ありますです。好意的に解釈すれば、これも「マックス」が純然たる子供番組 としての方向性を模索しているから…とも受け取れますが、残念ながら ストーリーそのものの印象を稚拙にしてしまったという感想も働きました ので…。少なくとも、ゼットンの娘長澤奈央によるベースタイタン潜入の 場面を、もうちょっと緊張感のある画にするだけでも今回の印象は相当 変わったと思うんですがね。

 そして、満を持してのゼットンと新ウルトラマン、ゼノン登場…。 ぶっちゃけ、実はゼットンだけで前後編のストーリーにしてくれたほうが 良かったというか…確かにゼットンシャッターは鉄壁だったけど、ゼットン そのものはすげー弱いという印象も…(ヲイヲイ)。頭(の形)が変な ウルトラマンと思っていたゼノンも、横顔が普通にウルトラマンに見える ようになってるあたりのデザインは良し。新兵器マックスギャラクシーに ついては、ここ「週間MAX!」では全面肯定します。天空から召喚されて くるイメージは素直にかっこいいし、必殺技ギャラクシーカノンの発射ポーズ がアタック光線なのも良し。そもそもどう考えたってウルトラブレスレットの ほうが滅茶苦茶ヒキョーな武器なんだし(笑)。

 今回、有名怪獣に新ウルトラマン、そして新アイテム登場のイベント編と して、さすがに巨匠といえどこれらのイベントをまとめつつ話を作るという のは相当困難だったのか…という回でしたが、いえいえそもそも上原正三氏が 書きたいのは「ゼットンの娘」に降りかかる運命のドラマのはず (間違いない!)。次回、後編はまたも有名どころ怪獣キングジョー出現。 ペダン星は既にゼットン星人に支配されてしまったようでありますが、Vシネ 「セブン最終章1999」登場時の、ゲッターロボばりの高速分離合体戦法とかも 見れるんじゃないかと無駄に期待しつつまた来週。

 今回のエリー…「私はココとチャージに行きます」。チームに染まってきた じゃないか(含笑)。
(「グリッドマン」の、戦闘自体は怪獣との派手な決戦なのに、やってること はご近所の家電製品のトラブル解決というあたりのホノボノ性って凄く好き なんですな)。



第14話「恋するキングジョー」

変身怪人ゼットン星人 侵略ロボットキングジョー登場
監督:八木 毅/特技監督:鈴木 健二/脚本:上原 正三

 なんともインパクト抜群なサブタイですが、中身を見る限りはいつもの (と、言っては失礼ながら)上原正三脚本で納得。なんていうか、多くのSF 的ガジェットやキャラクター達のストレートな感情を前面に際立たせることで、 疑似科学的なハッタリと物語の熱さにて視聴者たる子供の情感に訴えかける… 「ワクワクさせてくれる」のが上原脚本の醍醐味と思っているんですが、 気恥ずかしくなるぐらいに女性の存在感を立てるのもこれまた上原脚本の 常套(微笑)。「宇宙刑事」シリーズあたりが特に顕著なんですけど、 ヒーローがゲストヒロインとの「約束」を戦闘動機にするあたりは本当に それっぽくて、ちょっと「これだよな」と口元緩ませて視聴してしまいました です(よっしゃ)。
 前回に引き続いての昭和の下町描写も、今回メンコに虫取り、カキ氷と はしゃぎ回る子供達の姿も加わってなかなかに秀逸。思い返せば前回、今回と 登場怪獣も物語の空気も昭和の空気を色濃く残すものとなっており、番組 終了後にはノスタルジック前後編とも称される連作エピソードになるのかも しれませんです。(上原正三氏については、「マックス」登板はこの2話分 のみとのこと)

 今回登場の、いわゆる「マックス」版キングジョーについては、合体後の デザインをいじらす分離合体ギミックを進化させた形ですが…劇中の「四機の 宇宙戦闘機」という表現と板野サーカスとがあいまって、「セブン1999」版 ともまた違うキングジョー像が提示されました。板野サーカスによる空中戦 から、地上へ着陸しつつの積み重なるような合体。さらにマックスに対抗する イデオンのような分離合体攻撃…。「1999」版がゲッターロボなら「マックス 」版は富野演出ロボか? 特撮における変形合体ロボの嚆矢としての キングジョーが、時代に合わせてその演出が変化しているのもまた興味深い ところというか、ただ前回のゼットンもそうだったんだけれど、初代ほどの ヒーローを追い詰める絶対力に欠けて見えたのはどうしたことか? ゼットン の場合は新ウルトラマン&新兵器登場編に組み込まれたためか、キングジョー の場合は分離合体戦法のためにロボット怪獣としては軽く見えてしまったため か?? もちろん、これらの名怪獣再臨に当たっての演出については存分に かっこいいはずなんですが…これも古くからのファンとして、自分の記憶の中 で初代たちの強さが絶対化してるが故の弊害ですかね。「マックス」にて、 初めて昭和の名怪獣たちに触れた現在の子供さん視聴者の目にかっこよく 映ってくれれば、昭和からの怪獣ファンとしては文句はありませんですけどね (本当)。
 ダッシュバードをコケにするような、空中に描かれる「キングジョー」の 文字も暴走族のラクガキ行為みたいでなかなか凶悪(笑)。夜、町工場の お兄さんがウトウトしてる間に小人さんが設計図を描いてくれた等身大 キングジョーもなかなかキュートであります。

 今回のミズキ…70年代ファッションかっこいいじゃないか。「相棒に 断りもなく休暇だと?」相棒として意識していたのか(含笑)。
 今回のコバとショーン…ドカファッション及びダンボール怪獣ファッション かっこいいじゃないか(笑)。
 今回のゼットン星人…「ゼットン星人は、ゼットンゾーンでは4倍の パワーを持つのだ」ハリケンブルーのギャバンダイナミックに敗れる (上原正三脚本ってことで狙いすぎ!)。

 ともあれ、カイト役青山草太の照れのない直球なヒーロー演技と平成の 特撮ヒロインのひとりである長澤奈央の熱演とあいまって、上原脚本の王道 たる「運命」そして「約束」が盛り上げていたドラマは、ガキの頃から上原 脚本で育った世代として満腹の前後編でありました。次回はいよいよ、 番組放映開始前から話題に上っていた三池崇史監督作品…。自分、三池監督 作品できちんと意識して見たのって「ゼブラーマン」ぐらいだ…次回を見る 前に「着信アリ」ぐらいは目を通しておくべきですかね?

 …しかし「宇宙刑事」では、どちらかというと“小っちゃい女の子”との 約束のためにヒーローが奔走する姿が印象に残るような…(にやにや)。



第15話「第三番惑星の奇跡」

完全生命体イフ登場
監督:三池 崇史/特技監督:三池 崇史/脚本:NAKA雅MURA

 今回もまた、番組放映前から話題だった三池崇史監督参戦、いよいよ登板で あります。

 冒頭の病院描写からして不安な展開を予感させるも、そこに視力を失った 少女の「絵描きと音楽家、どっちになろうか迷っていたから音楽家になる」 という言葉が重なる展開の希望と安堵感、その夢を踏み潰すかのような宇宙 からの脅威と真の恐怖…! ホラー物等を多く手がける三池監督の資質が 多いに顕現する序盤の展開からして「ぐわしっ!」と掴まれましたですよ。

 人畜無害と思われた宇宙からの飛来物等が人類に多大な危機を与えるという 展開自体は「ウルトラマン/恐怖の宇宙線」、「帰ってきたウルトラマン/ 戦慄! マンション怪獣誕生」など開渠に暇がありませんが、今回登場の イフは攻撃に合わせて対応、変化するという性質からして人間の悪意を映す 鏡という性格が強く、第一形態のまさに悪意のカタチそのものという異形 (仰向けになったスーツアクターをM字開脚で這わせるという、着ぐるみ デザインのアイデアも秀逸)と、マクシウムカノンを取り込んでの強敵怪獣 への変化。そして、少女のピッコロの発表会会場を無残に破壊するシーンの ショッキングさと、夜に画面を移しての焼かれていく街…! 都市セットの 破壊描写のスケールの気合の入りように、元々の三池監督のホラー的才覚と あいまってなんと絶望的な構図か。希望を奪われ燃え盛る街を裸足で彷徨う少女、 打つ手を失ったDASHメンバーたちという悲壮感溢れる描写からして、 固唾を飲み込む展開というか。

 視力を失ったばかりでなく、夢まで失った少女の悲しみのピッコロの音色に、 怪獣が重々しく反応し始めるから以降の展開は…ぶっちゃけると少女が怪獣の 前に現われる時点でオチが読めてしまったというのもあるんですが、ピッコロの 音色に呼応する怪獣の反応が、重々しい音から姿形的変化と共に澄んだ音へと 変わっていく様は…音と光の演出による画面的な効果、静寂のままに現れ少女の 音楽を空へと導くマックスといい、夜明けのような清々しい感動を 提供してくれましたです。

 恐怖→絶望→祈り→夜明けという物語的な起承転結の様が巧みというのも 見逃せない点で、ストーリーの完成度は極めて高く、個人的にも情感を 揺さぶられたという意味お気に入りのエピソードとなりました。ショーンの 「いつか、DASHが解散できる日が来るといいね」の台詞に代表される DASHメンバーの平和の誓いもストーリーの締めとして良い効果を 与えており、基本的に陽性なタッチで描かれる「マックス」でもやはり 時折こうして番組の空気を引き締めるようなエピソードは必要と認識を 新たにした次第。

 さて、次回はまた引き続き三池監督登板ながら、予告を見た限りでは コメディータッチというか不条理タッチなストーリーになる模様…。 今回で「三池ウルトラマン」に掴まれてしまった視聴者としては またまたいやがおうにも期待してしまいますが。しかし今週の 「マックスBOX」でのウルトラマンゼノンの勇ましい紹介ぶりに、 なんとなく視聴後の空気を削がれたような気分になるのは何故(苦笑)?


豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を 応援します。


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