2005年良かったモノ
10大ニュース編



「押忍先輩! 今年も来ました、年間良かったモノ総括であります!」
「てーかよー…今年、いいモノなんか何かあったっけ?」
「うおいきなり後ろ向き!?」
「なんか今年の半分は自前ガレキの生産に追われていたような気がしてなあ… 1年の間にガレキ2個開発するなんて事業部創設以来初めてだよ。 好きなギャルゲは やらんまま押入れに溜まる一方、ガンプラは素組みして終わり、映画は見に 行かないし本は例によって読まんとして、創作に手が付けられないのがマジ 参った。ゾイドコンテンツなんか本来年内には終わらせる程度のつもりだった のに、未だ全体構想の3分の1も消化できてねえし」
「しかしまあ、ウチの事業部の1年間を総括する意味では毎年欠かせない コンテンツでありますし、ともかく今年1年印象に残った出来事とか挙げて いって、そこから今年手にしたモノ、目にしたモノでナニが良かったのかを 並べていくのは、記録という意味でも必要な試みと思うであります」
「うぅむ、なんだか強引なロジックを…。ならば、これまた今回初の 試みだが、年末らしく 10大ニューススタイルでやってみるか?」
「押忍先輩、ではよろしくお願いします!」
「はて、10も今年印象的なコトってあったかしらん? 日誌コンテンツを 読み返してみてと。…ロクな1年じゃねえ(orz)」



10位 「ついに1/144HG−UCアッシマーを手に入れたぞ!」 うおおおおおおおっ!
 ガンプラ1/144HG−UCアッシマー(「Zガンダム」)発売。

「いやー、コレ買ったとき思いっ切り狂四郎ネタやって喜んじまった」
「他にも今年はHG−UCマラサイにHG−UCガブスレイ、まさかの MK-U&フライングアーマー更にはMG・ZガンダムVer.2と「Z」関連キット が大賑わいだったであります」
「これも劇場版の効果というか、「Z」って各MSのデザインが強烈な個性を 出してた作品なだけに、本放送当時から惚れてたMSも多くてなあ…去年から 今年にかけての「Z」関連ラッシュについては、古くからのガンプラ好き からすれば後に夢のような時代だったとか呼ばれちゃうんだろうなあ」
「とりあえず今年良かったガンプラは、 HG−UCアッシマーということで。 …そういえば「SEEDデス様」関連は?」
「えー? んー…あー…1/100でセイバーガンダムとガイアガンダム、 できれば差し替え無しで完全変形するムラサメとか出してください。終わり」
「グフとかドムとか、ネタ的なMSばっかだったと…」




9位 PSP買うた

「って、今年の自分へのクリスマスプレゼントってーか、ついこないだの話で あります!」
「とりあえず、買った中古品の本体バージョンが2.0だったんで、購入して すぐフリーソフト使って1.5にダウングレード」
「わざわざ古いバージョンに!?」
「古いバージョンにすると、有志の方々が開発した機能拡張用の便利な フリーソフトが使い放題になるんだよ。壁紙変えてわっし専用にしたり、 パソコンのメディアプレーヤーと同期させてipodの代わりにしたり、 エミュレータ導入してネット漁って懐かしいゲームをインストールしたり。 本体とメモリースティックの分しか金出さなくても、ネットとの連動で 遊びまくれるのはまさに最強ハード! うむ便利だ」
「ダウングレードとかエミュレータ導入とかSONYは推奨してないという のに…ぶっちゃけ先輩のPSP、 もはやSONYからのサポートは受け付け られない運命であります。これはマジ」
「いやー、やっぱりディスクシステム版ゼルダの伝説とスーファミ版第4次 スパロボは面白ぇーなあ。2本とも自分の中で生涯級のゲームなだけに、 いつでもどこでも携帯して遊べるようになったのは嬉しいのお♪ 2006年、 第二事業部はサブ端末としてPSPと共にあります!」
「…先輩、知ってます? 最近のPSP用ゲームソフトは、常に本体情報を バージョンアップしないと遊べないようになってるって」
「ぎくっ、…へ、へへーんだ。世の中には本体のバージョン情報を上位に偽装 するって便利な手段もあるんだもんね。それさえ導入すれば…」
「先輩の好きなPSP版こみっくパーティーは、バージョン偽装で起動 できないであります…」
「…ほんと?」
「くっくっくっ…」






8位 TVアニメ「銀河鉄道物語」、中古ビデオ全13巻、
 TUTAYAにて1,130円で購入…!

「って、これも12月に入ってからってーかついこないだの話であります!」
「ごめん、マジ嬉しい買い物だったんだよ。松本零士先生の、浪漫溢れる 宇宙は何にも増して美しい…」
「それについては否定しませんが…そういやいつの間にか、2、3年前まで 流行った、著名原作のアニメ化がピッタリ止みましたであります。せいぜい 萌え漫画や萌えゲー原作のものとかばっかりに」
「んー、そういうアニメの放送枠が大抵ケーブルテレビだったことを思うと …ケーブルテレビの導入期に番組コンテンツとして、原作者が著名な人の作品 が客寄せ用に求められたから…だったんだろうな。石ノ森先生の「幻魔大戦」 なんて、先生本人がご健在だったら「なんでわざわざこんなのアニメ化 すんの!?」ってひっくり返ったかも」
「まあ、話を今年に戻して…新作「ガイキング」なんかも、なんとなく そうしたアニメの系譜に入っちゃうような…」
「「ガイキング」いいじゃん。ともあれ、前述の著名原作アニメ群ってのは、 正直やっつけ仕事で作られてるようなものが大半だった気もするんだけれど、 「銀河鉄道物語」は本当に良作。生涯手元に置いておくべきアニメのひとつに 推奨します」
「もう2年前ぐらいのアニメですけど…とにかく、今年コレを格安購入 できたのが嬉しかったということで」




7位 なにげに今年のオモチャ業界がメカデザイナー大河原邦男先生まつり

「超合金魂ザブングル発売。他にもマスターピース・キングエクスカイザーや アクティックギア・スコープドッグなど…。昔好きだったアニメのロボが、 現在の技術で出来のいいものとして発売される。30代ターゲットの 商法にまんまと陥ったというか、嬉しい環境ではあるな」
「お盆商戦時には1/100デスティニーガンダムとストライクフリーダムの ガンプラ、バカ売れしてましたであります」
「今年のなにげな大河原先生ブームのおかげで、業界はまだあと10年は 大河原先生に頼り続けるのだろうか…?」
「まことしなやかに噂に流れている「SEED第3部」のガンダム達も、 やっぱりまた大河原ワールドに…」
「人生さんざ大河原先生のお世話になった身として先生のご健在は嬉しい けれど、業界の血が凝固しちゃってるのはなんとかならない? ストライク フリーダムとか、開き直って勇者ロボのつもりで描いたって大河原先生本人も 仰ってるし」
「そんな安楽仕事、自分たちの過した80年代のアニメを熱くさせた 大河原先生の仕事じゃないであります!(ストフリ自体はかっこいいけど)」
「もはやデザインの発注で大河原先生にケンカ売れるのは富野カントクのみ!」
「あ、だから富野作品での大河原メカはズバ抜けて演出がかっこいいのか と気付いたであります押忍」
「えー、そういうことで、それじゃあ今年のオモチャのベストは 超合金魂ザブングルということで…」
「技術的にはマスターピース・キングエクスカイザーも相当凄いであります」




6位 普通に大雪どうしてくれよう

「今年の初めから19年ぶりの大雪ということで、本当にどうしようか と思った…」
「そしたら、12月に入ってからまた記録的な大雪であります」
「これだけ、なんか普通に身の回りの10大ニュースというか…雪国辛ぇっス」



5位 「ケロロ軍曹」ファーストインプレッション

「人からアニメ版見せてもらって、気がつけばケロロ小隊のプラモ5体全部 揃えたり、その中心に原作コミックス10巻初回特典のパワード夏美 フィギュアを並べたり…」
「簡単にハマったであります」
「言っておくけれど、前もって原作は1巻だけ読んだけどその時点では どうでも良かったんだよな。単なるヲタ向け藤子漫画パロディって評価。 アニメ版が、ある意味原作の魅力であるヲタ風味を残しつつ、その大要を きちんとファミリー向けに噛み砕いていたのが本当に偉い。少なくとも 第1期においては アニメ作る側が原作者よりも力量が大きいということの稀有な一例 たりえてるな」
「第二事業部は原作よりアニメ派であります」
「ケロロよりギロロ派」




4位 作り手側の志の高さがダイレクトに胸を捉えたがゆえの帰結…
 TVアニメ「AIR」DVD全話買い

「イイ買い物でした♪」
「じゃ、コレが今年のベストアニメってことで」
「受賞するに値する理由は、日誌コンテンツでさんざ言いましたので」

「先輩の大好きなメカ系アニメでは?」
「SEEDデス様」 、どうでもいいや。たぶん喋るとトンでもなくクドく なるから」
「アクエリオン」 のカブき具合もある意味2005年の伝説でありますが」
「あれで、オモチャの値段が手が届く価格になっていればたぶん番組中で やったことすべてを肯定対象にしていた。オモチャのふざけ過ぎた高価格が 番組見る目にフィルターかけさせてたわな」
「他には?」
「ジパング」 、結局原作と大差ないままだったけど、アニメになると こういう感じかってのは確かにあるな。声優さんの情感籠った演技が入ると、 やっぱりドラマ面がしっかりしてるってのがよく判る。同じく声優陣が 男ばっかの番長アニメなら、 「トランスフォーマー・ギャラクシーフォース」 がフレイムコンボイ(声:若本規夫さん)という大本命キャラクターを得て 俄然面白くなった」
「全体的な構成では、腰の座りが悪いアニメでありますが」

「あと「ゾイドジェネシス」 が、「ダグラム」や「エルガイム」を彷彿と させるレジスタンス物になってて、本編の(作画以外)丁寧な作り方と あいまって80年代頃夢中でアニメ見てた時期を思い出し、ぶっちゃけ 今年のメカ物ではコレがピカイチ。ただ、若いファンの人たちの反応見ると 見事に萌えキャラ人気アニメ(笑)」
「新エンディングは、始まった当初は1回限りの冗談だろうかと思いましたが …首都圏のテレビ番組で声優さんが実際ステージで歌ったりと、トンでも ないことになってる模様であります…」
「今からでも遅くないから、OP主題歌シングルカットで発売してください」

「同じく80年代風味アニメということで、忘れちゃいけない 「エウレカセブン」は?」
「面白い。キャラクター全体の生々しさも男キャラどものボンクラぶりも 素直に面白いし、毎回楽しみにしてることは嘘偽りないけど…なんか、 わざと世界観を崇高なものにしようとしてるっていうか、敷居が高いって イメージが…」
「かといって間口を広げればこのアニメの魅力が損なわれるような気も… なんか扱いが複雑なアニメであります」




3位 突発的に「ひぐらしのく頃に」 祭り。

「さて、PS2版とTVアニメの準備だ(わくわく)」
「今年の第二事業部の流行語大賞は 「はう〜〜〜☆」「お持ち帰りぃぃぃ」 であります」
「これも気がつけば、フィギュアやらムック本やら買い揃えたり。2005年 は本当に、「ひぐらし」 に舞い上がった年だったのお…」
「2005年ベストゲーは「ひぐらし」 ってことで。ところで既発表7作、 まだやってない最新作を除いてシリーズベストなのは?」
「流れでいえば「綿流し編」→「目明し編」→再び「綿流し編」の順番での プレイ推奨。ひとつの事件、二人の主人公の視点が恐ろしかったり 切なかったり、もの悲しかったり」
「第二事業部では、どのキャラに萌えているかまるわかり…」
「第3次スーパーロボット大戦α」 、新作が発売されるまでにはスーパー 系男主人公編で終わらせます」
「まだ終わってねえのかよ!」




2位 「ウルトラマンマックス」ええじゃないか。 毎週感想更新継続中

「ハイ毎回感想をアップしとります。それをしたくなるほどの魅力は 間違いなくある番組です。「人気怪獣続々登場」とか、「過去の遺産頼りの 新しくもないウルトラマン」とか、そういった否定対象として晒されるのを 誰よりも自覚していたであろう製作スタッフが、「新しかろうが新しく なかろうが、きちんと視聴者のハートに届くものを 作ってやる!」という 意地と意欲を見事に番組に反映させているのですよ! 「新しいこと= 面白いことは決して同義じゃない。新しいことが立派で素晴らしくなるのは、 やったことがきちんと見る者のハートを捉えたとき」と思っておりまして…。 ぶっちゃけ前番組「ネクサス」、毎週見る分には面白いし自分の中で魅力的な 部分もあるんだけれど、「素直に素晴らしかった」とは言い難い点も…」

「…また来たよ。先輩の、好きなモノに出会ったときのクドいまでの饒舌 モードが」
「新しかろうが古かろうが、見る人間によっては必ず不満点は出てくる訳だし、 不満点も受け入れた上で「これの、ここが好き」ってきちんと意見を 述べるのもファンとしての姿勢であるなと思いますです。この 「ウルトラマンマックス」 については、最後まで検証、感想執筆を継続 させていただきます。てーかやります。やらせて」

「ほんじゃ定番枠。「仮面ライダー響鬼」 は?」
「近年でも珍しいぐらいの唐突な路線変更に戸惑ったんだが…そんなに オモチャが売れねえ番組だったとは」
「路線変更後の、自称ファン連中の心ない行為の様を見るにつけ、何だか 路線変更前の番組がロクでもない番組に思えてきちゃったんですが…」
「変更前、アレはアレで癒し路線ではあったけれど…果たして特撮ヒーロー 物で「心地いい空気」に特化したものが是だったか否だったか? 路線変更後 が如実にその回答を示していたというか」
「変更後も、特にオモチャ売れたって話は聞きませんけどね…あとディスク アニマルが グッドデザイン賞受賞したってことで売り文句にしてましたけど、 アレって企業の自己申告でもらえるようなモン ですから」
「ネオジオポケットカラーもグッドデザイン賞もらってます(苦笑)。ちなみに 路線変更してから番組間違いなく面白くなったよ

「マジレンジャー」 は?」
「特筆して褒めるような点はないんだけれど、「戦隊こそ子供番組の王道」 ってのを堂々と掲げた制作姿勢は良いね。ウルザードがオイシい所全部 ひとりで持ってってるってのもあるけど」

「ジャスティライザー」→「セイザーX」 と、 超星神シリーズ も完全に 軌道に乗りましたであります」
「もう立派に、子供に認知された特撮シリーズだわな。10年ぐらい後の 特撮ファンジンとか読むのが楽しみだよ。今現在、 「セイザーX」 が ヒーローだって子供たちが特撮ファンとして育って、どういう視線で 番組を振り返るのかとかさ」
「番組そのものも安定した面白さが出てきましたであります」
「主題歌同様、高く高くどこまでも舞い上がってほしいのお」

「…そういや劇場映画の話が出てきませんが… 「ローレライ」「戦国自衛隊1549」「男たちの大和」は?」
「みっ…見ていません(号泣)!」
「貴様それでも日本人かーーーっ!!」
「ゴジラ ファイナルウォーズ」「魁!!クロマティ高校ザ・ムービー」 で勘弁してくれぇっ! どっちも 宇宙侵略映画だし!」




★堂々第1位
 第二事業部初快挙、イベントにて開発ガレージキット完売…(感無量)

「…これまで開発・販売してきた分の赤字を埋められた訳ではありませんが、 これは素直に嬉しかった」
「押忍先輩! 第二事業部立ち上げから苦節3年、長かったであります ! 苦しかったであります! やっとひとすじの光が見えましたであります !!」
「自分の作ったものを、他人が認めてお金を出してくれた…。創作だろうが 造形だろうが、もの作りを趣味にした人間にとって、これほど嬉しい ことはないよ…。良かったなあ! 良かったなあ!」
「押忍先輩! 来年もこの調子でがんばりましょうであります! …原型が まだちょっと太かったでありますよ。もうちょっと削れるところまで削って、 シリコンゴム代とレジンキャスト代を浮かすであります(ぼそっ)」
「くっくっくっ…おめぇも悪くなってきたじゃねえか…(ぼそっ)」




「ハイハイハイ、それじゃー2005年度総括!」

●模型(ガンプラ)部門…1/144HG−UCアッシマー
●TOY部門…超合金魂ザブングル
 (次点)…DX魔神合体マジキング
●ゲーム部門…「ひぐらしのなく頃に」
●アニメ部門…「AIR」
 (メカアニメ部門…「ゾイドジェネシス」、話題賞「ケロロ軍曹」第1期)
●特撮部門…「ウルトラマンマックス」
 (次点)…「ゴジラ ファイナルウォーズ」& 「魁!!クロマティ高校ザ・ムービー」
●流行語大賞…「はう〜〜〜☆」「お持ち帰りぃぃぃ」
●本年度10大ニュース第1位…「ガレキ完売」


「10大ニュース形式でやってみても、結局例年のクドい話が続いただけで ありましたね」
「あと、アニソン部門ってのを作るなら

アニメ部門…「ゾイドジェネシス」主題歌
特撮部門…「超星艦隊セイザーX」主題歌

ってとこな。「セイザーX」いいねえ」
「TOY部門に、別に話題にも上ってなかったマジキングがいきなり入って ますが?」
「これはねえ…変形合体のギミックとか、実は統一感と整合性に秀でた デザインなど、総じて馬鹿にできないクオリティを持ってたオモチャだよ。 ただいかにもバンダイ製品な合体後の堅いイメージから、存在感的には 超星神ロボ群に喰われていたのが惜しいといえば惜しい」
「ウルカイザーとの連動も面白いんだけど、後続ロボが初期ロボ2体の クオリティに追いつかなかったのが…」
「ファイヤーカイザーが「マジレンジャー」最強ロボだったんだよ」
「…てーか、なんだかオモチャとかオモチャとかオモチャとか買ってた ばっかの1年って気がしてきましたであります」

「2006年の目標。ガレキを売ってHDレコーダー(地上デジタルチューナー付き) を買おう。あと「Xボンバー」 のDVD買おう」
「2006年の注目枠、「ひぐらし」の今後のメディア展開 。あと 「ガイキング」 「リュウケンドー」
「それとHG-UCドム 。バウンドドッグとメッサーラも出せよてーか出して!」
「なんて物質文明に毒されたHP! ともあれ2006年も第二事業部、 よろしくお願いします」



豪雪地帯酒店・第二事業部はものをつくりたいすべての人々を 応援します。


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