2002年良かったモノ



「映画」

 いきなり済まん! 実はあんまり見てないんだ! とりあえず数少ない 見た映画で本年ベストは「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」。 色々文句は言われているけれど、もう劇場で箱根でのバラゴン戦見ただけで 大満足。
 あと、お笑い映画部門では「惑星Xから来た男(51年・米)」。 まるでナイナイの岡村さんが演じていたとしか思えない侵略宇宙人、 素晴らしいよ(爆笑)。


「アニメ」

 なんか萌え萌えアニメばっか見てたような1年。なんとなく癒される気分 で見てしまった「Kanon」、「ぴたテン」。脚本面の気概は買うが 最終回が見事に蛇足となってしまった「おねがいティーチャー」。ひたすら 馬鹿力で押して、見終わった後には何にも残らなかった 「G−onらいだーず」。
 数少ないメカ物なら、視聴対象年齢に対する素直な製作姿勢が非常に 好感の「爆闘宣言ダイガンダー」。制約の少ない衛星放送枠で富野 カントク奇跡の逆転ファイトを見せつけている「オーバーマン・ キングゲイナー」。「ダイガンダー」と対照的に視聴者を絞り、作劇的な 出来栄えよりも画像栄えに徹した姿勢はある意味評価な「超重神 グラヴィオン」。シリーズの1本としての評価はもうボロボロなのに 商業的にヒットを飛ばしたことはちょっと感心した「機動戦士ガンダム SEED」・・・とイロイロありましたが、総合的にはレンタルビデオで 視聴した「こみっくパーティー」全13話。
 創作の世界の楽しさを主人公が知る第3話。自信を持って挑んだ舞台での 挫折を描く第7話。苦悩の中主人公の精神的彷徨を11話までを使って じっくりと描き、そして仲間達と力を合わせて新たなる再生へと向かう 最終回に至るクライマックス・・・梶原一騎の世界を1クールで描ききる 構成力に思い切り唸り、レンタル屋に連日通って見てしまいました(笑)。 何にしても、今、こうして自分の拙い作ってきたものをホームページで 公開しているあたり感情移入度は抜群で、これはツボにハマってしまい ましたねえ。

「特撮」

 ベストは映画部門とカブるので・・・ってテレビシリーズは3作品 だけか。シリーズの名を軽んじただけの青いアレは見なかったことにして (話題性だけなら間違いなくベストかも←皮肉)、シュリケンジャー 登場以降のゲストが毎回楽しみだった「ハリケンジャー」の痛快路線も 捨てがたいながら、やっぱり何だかんだ言いつつ毎回毎回の展開が 気になって仕方なかった「仮面ライダー龍騎」が、素直に面白がってた という意味ではベスト。

「ホビー系」

 なんとなく電動系が流行るかなという空気が前半はあったけど、気が 付いたら結局本年ならではという新しいものは出なかったような気もする 2002年。技術的な面なら間違いなくタカラの「電動作戦ガッタイオー」 だけど、今現在「模型雑誌」で唯一作例を載せた人間としては(読者 投稿だけど…)、電動二足"走行"という簡単そうで高い技術ハードルへの 挑戦への敬意と自分の思い入れポイントを加えてセガトイズ「グランド ランナー」をベストに挙げます。

「プラモ」

 いきなり反則で済みません。ついこないだ買ったばっかなのに・・・ まだ組み立ててもいないのに・・・「1/144HGイージスガンダム」。 1/144でこの満足度は、本当Zプラス以来だよ・・・。

「本」

 漫画も含めて、なんか正直新しいものはなんにも読んでないというか ・・・他にやりたいことがありすぎて読書にどんどん時間が 裂けなくなってるのもあるし、漫画についても本当に新しいものに 出会えてない・・・立ち読みする雑誌も減る一方だし。こういうあたり 自分の情報収集のためのレーダーの範囲が年々狭まってるというのを 感じるし、決していいこととも思わないのでなんとかしたいもんですが ・・・時間のやりくりの仕方ってのを2003年は考えなければ いけませんね。
 漫画だけで言えば、「無敵看板娘(少年チャンピォン)」の下町ルール 無用残虐ファイト路線がちょっとプチヒット。気になったニュースなら、 「ブラックエンジェルズ&マーダーライセンス牙」でのまさかの 松田復活だな(笑)。ビッグコミックオリジナルでの福本貞行の新連載 「最強伝説黒沢」にも期待か。あの主人公・・・あれはオレだ。10年後の オレだ(泣)。

「ゲーム」

 発売前にひとりで騒いでいたという意味では「ワイルドアームズ・ アドヴァンストサード」か「すべてがFになる」が来るはずが、どちらも まだやってないと・・・(爆笑)。「すべてが〜」のほう、原作小説が 好きというのもあって、なんか、イメージと違いすぎたらどうしようって コワさがずっと働いてるという。
 シリーズものということで今年も購入した「スーパーロボット大戦 IMPACT」は、新規参戦ユニットのセレクトの基準が・・・飛影は 嬉しかったけど。他にキャラ物なら安価シリーズの「魁!!男塾 THE 怒馳暴流」がかなりおもろかったんだけど、難易度高すぎでいまだに 江田島塾長をメンバーに加えられない・・・(号泣)。

 こうなっちゃうとベストはもう、脚本重視となるギャルゲーから 選んじゃうんですが、二転三転する物語の意外性と、良い意味で プレーヤーを見事に騙した凄さでは「Ever17〜 the out of infinity」。これまたひとりで騒いでたけど騒ぐだけの 凄さはあった「君が望む永遠」。学園ラブコメ路線で元ネタが思い切り 「ブレードランナー」という、ディックに大変失礼な(笑) 「My Merry May」(だから、主人公も実はレプリカントというのは リドリー・スコットの暴走設定です)。某コスモスにシナリオを パクられた、ひたすら萌え一筋で押し通した「みずいろ」・・・。
 なんか、本当に今年は萌え萌え一直線だったことが回想してなさけな なってきたが、今年のベストゲーはもう素直に、人間の生と死の尊厳を 四部構成にて、時には格調高く、時にはハインラインの小説をも小道具に、 時には乱歩や大槻ケンヂの不可思議な読後感をも思わせる筆致で シナリオが描かれていた「水夏」です。
 やまぎし様たかぎあきら様蘭亭カントク、スマン! 一緒に某クス 行ったとき、実はひそかにこのゲームの第2部ヒロイン、さやか先輩の ガレキを探してたんだ(売り切れてた・・・)!


 そういうことで、とりあえず2002年のトップニュースは 自分専用の情報発信メディアを得たことですかねハイ。



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